XRP(写真=Shutterstock)

XRPが1.05ドルまで下落したものの、今回の下落局面では最終安値がまだ先になる可能性があるとの見方が浮上している。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが15日報じたところによると、市場アナリストのPyrrhaTimeは、過去のXRPの弱気相場と足元の値動きを比較した結果、長期的な底値形成の時期が2026年第4四半期になる可能性があると指摘した。

分析のポイントは、現在の下落局面が2022年の弱気相場とよく似た軌跡をたどっている点にある。PyrrhaTimeは、両サイクルについて強気相場入り前の安値を起点にそろえ、経過日数と下落率を比較。その結果、いずれも底打ち後およそ680〜700日が経過した時点で、直近高値から約70%安い水準に位置していたとした。

前回サイクルでは、XRPは2020年3月のコロナショック時に0.1013ドルの安値を付けた後、約680日後の2022年1月に0.58ドルまで下落した。これは直近高値の1.96ドルに対して69.7%安に当たる。ただ、この水準が最終的な底ではなかった。

その後も下落は続き、2022年6月中旬には0.2910ドルまで下押しした。直近高値から約84%安の水準で、実際の安値を付けたという。

今回のサイクルでも、これに近い動きが確認されている。XRPは2026年6月6日に1.05ドルまで下落したが、これは2025年7月の高値3.60ドルに対して70.1%安の水準。時期も、2022年6月の市場の底から約701日が経過したタイミングと重なる。

PyrrhaTimeは、直近の急落だけで底値が確定したと判断すべきではないとみている。前回サイクルでも、XRPは最初に70%安の水準に達した段階では下落が終わらず、その後も数カ月にわたって下げた末に本格的な底を付けたためだ。

焦点は時間軸にもある。PyrrhaTimeは、前回の弱気相場で最終安値が出たのは、2020年3月の安値から827日目だったと分析している。同じ計算を今回に当てはめると、2026年10月10日に相当するという。

この日は、2025年10月のフラッシュクラッシュからちょうど1年に当たる。当時、XRPは約56%急落した。

これを踏まえ、PyrrhaTimeは今回サイクルの主要な底値形成の時期を2026年10〜11月と見込む。具体的には、10月10日から11月5日までを、底値圏を探る期間と位置付けた。現在の流れが過去のパターンを維持すれば、XRPは0.57ドル近辺まで追加下落した後、長期的な底を形成する可能性があるとしている。

もっとも、PyrrhaTime自身も、この比較を将来の価格に関する断定的な予測として受け取るべきではないと説明している。現行サイクルは前回より約3%遅れて進行しているように見えるとしたうえで、今回の比較はあくまで過去データに基づく参考材料だと述べた。

XRPは週末に4.8%反発したが、月間では11%、年初来では35%下落している。米国とイランの和平合意を受けて暗号資産市場全体は反発したものの、XRPは下落分を十分に取り戻せていない。

市場の関心は、短期的な反発よりも、今回のサイクルで実際の安値がいつ、どの価格帯で確認されるかに移りつつある。

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