Shiba Inu(SHIB)で、急落後の自律反発が続く一方、大口保有者による取引所への資金移動が増えている。オンチェーンデータでは、直近24時間に40億SHIB超が取引所へ流入しており、相場の戻り局面では上値を抑える要因となる可能性がある。
15日、ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、この資金移動は単なる反発局面よりも、大口保有者の売却準備を示唆する側面が強い。取引所への移動が即時の売却を意味するわけではないが、市場が安定を取り戻そうとする局面で換金余地を確保する動きと受け止められやすい。U.Todayは、こうした移動が「possible exits」を意識したものとなる可能性があると伝えた。
SHIBは直近、強い売り圧力を受けて数カ月ぶりの安値水準まで下落した。春先の大半で相場を支えていた上昇ウェッジを下抜けた後、清算が連鎖的に発生。0.0000045ドル近辺でようやく買い支えが入り、その後は下げ幅の一部を取り戻したものの、反発の勢いはなお見極めが必要な状況だという。
テクニカル面では強弱が交錯している。相対力指数(RSI)は売られ過ぎの水準から急速に持ち直し、価格も再び50日移動平均線を試す動きとなっている。こうした値動きは短期のリバウンド狙いの資金を呼び込みやすい半面、大口保有者の取引所流入が続けば、反発局面で増える供給が買い需要を吸収し、より強い上昇トレンドの形成を阻む恐れがある。
足元のSHIBは、50日、100日、200日の各移動平均線をいずれも下回って推移している。直近の反発を踏まえても、相場の基調はなお弱い。特に50日線と100日線が位置する抵抗帯を回復できなければ、現在の下落トレンドから抜け出すのは難しい。大口保有者の流入が高水準で続けば、この抵抗帯の突破はさらに困難になりかねない。
出来高の面でも、反発の力強さには限界が見える。直近の下落局面で膨らんだ売りの出来高に対し、反発過程での買いの出来高はなお見劣りする。需要そのものは残っているものの、供給圧力の方が強く働いていることを示す構図だ。U.Todayも、足元の反発は一定の需要を示している一方で、大口保有者が中長期の上放れを支える段階には至っていない可能性があるとみている。
今後の焦点は、取引所への流入ペースが鈍化するかどうかだ。SHIBが短期的な反発を持続するには、買いが50日線と100日線近辺の抵抗帯を上抜くと同時に、取引所へ向かう大口保有者の供給圧力も和らぐ必要がある。流入が高止まりしたままであれば、足元の回復基調は新たな売り圧力に押し戻される可能性が残る。