Dogecoinが、過去の大幅上昇局面の前に繰り返し現れたチャートパターンを再び示しているとして、市場の関心を集めている。足元では、三角持ち合いの頂点を再試しする動きが確認されており、この水準を支持線として維持できるかが今後の焦点となっている。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が15日(現地時間)に報じたところによると、トレーダーのタディグレードは月足の平均足(Heikin Ashi)チャートをもとに、現在の値動きが2017年と2020年の急騰前と似た構造にあると分析した。
タディグレードはX(旧Twitter)への投稿で、Dogecoinはこれまでも同様のパターンを繰り返してきたと指摘した。長期にわたり対称三角形の中で価格が圧縮された後に上方ブレイクが起き、その後にブレイク水準を再試しし、そこから放物線的な上昇に移る流れだという。2017年と2020年の過去最高値更新局面に先行して現れた形と重なるとの見方を示した。
過去の事例では、最初の局面は2014年から2017年初めまで続いた。2017年3月に約0.000208ドル付近を上抜け、2018年1月には0.0187ドルまで上昇した。2回目の局面は2018年の高値後に形成され、2020年7月のブレイク後、同年11月から本格的な上昇局面に入った。当時は0.0025ドルから上げ、現在までの最高値である0.74ドルを付けた。
今回のサイクルでも同様の展開となるかに関心が集まっている。Dogecoinは2024年10月に上方ブレイクした後、同年12月に0.484ドルの高値を付けたが、その後は長期調整に入り、数年にわたる三角持ち合いの頂点近辺まで下押した。タディグレードは、2週間前に0.077ドルまで下落した局面が、この再試しに当たるとみている。
テクニカル分析では、このような再試し局面は中長期トレンドの分岐点と位置付けられる。過去に抵抗線だった水準を改めて試し、それが支持線として機能すれば、売り圧力の後退や中長期の買い需要回復を示すシグナルになり得るためだ。2017年と2020年も、頂点近辺の再確認を経て急伸した点が比較材料となっている。
タディグレードは、過去のパターンが維持されるなら、今後数カ月以内により高い抵抗帯を再び試す可能性があるとみている。同氏はチャート上で、3ドルに向けた放物線的な上昇余地も示した。現在の価格0.088ドルを基準にすると、上昇率は3310%に達する計算になるという。
もっとも、この見方には条件がある。再試しした支持帯の上を維持し、実際に買いの戻りが確認される必要があるという。直近数週間では、大口投資家がDogecoinを300億枚買い集めた点も、需給面での追い風として挙げられた。
一方で、この支持帯を維持できなければ、今回の値動きを2017年と2020年のサイクルと単純に重ねるのは難しくなる。今後のカギは、三角持ち合いの頂点再試し局面を支持線として固められるか、さらにその上で買いが再び入るかどうかにある。
最終的な注目点は、Dogecoinがこの再試し局面を支持線として定着させられるかどうかだ。過去と似た構造が繰り返されれば上昇期待は一段と高まる一方、支持線を割り込めば、2017年型・2020年型の急騰パターンをそのまま当てはめるのは難しくなりそうだ。