Strategy(写真=Shutterstock)

米Strategyは15日、ビットコイン(BTC)1587BTCを追加取得したと明らかにした。取得額は約1億ドル。これにより、同社のビットコイン保有量は84万6842BTCに増えた。購入資金はクラスA普通株「MSTR」の売却で調達した。

同社が米証券取引委員会(SEC)に提出した8-Kによると、取得期間は8日から15日まで。平均取得単価は6万3024ドルだった。これに伴い、累計の平均取得単価は7万5656ドルとなり、従来水準から小幅に低下した。

Strategyがこれまでにビットコイン取得へ投じた総額は640億7000万ドルに上る。データ分析会社CoinGecko基準でビットコイン価格を1BTC当たり約6万6216ドルとすると、同社保有分の価値は約561億ドルとなる。

資金調達面では、先週にMSTR株173万株を売却し、約2億900万ドルを確保した。一方で、STRC、STRF、STRK、STRDといった優先株プログラムを通じた追加調達は実施しなかった。

マイケル・セイラー会長は今回の取得公表に先立ち、X(旧Twitter)で「ドットを追加している」と投稿した。投資家の間では、この表現がStrategyによるビットコイン買い増しの示唆として受け止められてきた。

今回の取得は、同社が1日に32BTCを売却したと開示してから約2週間後に実施された。売却規模は保有全体に比べて極めて小さかったものの、数年ぶりのビットコイン売却だったことから、従来の長期保有戦略に変化が生じるのではないかとの見方も出ていた。

セイラー氏は最近、ビットコインを財務戦略の中核に据える企業は、配当支払い型証券を支えるために保有資産を売却できる体制を維持する必要があるとの考えを示している。一部売却についても、戦略転換ではなく資本運営上の措置だとの受け止めが広がっている。

市場では、Strategyが株式売却による資金調達とビットコイン取得をどこまで継続できるかに関心が集まっている。ビットコイン相場に加え、MSTR株や優先株市場の反応も、今後の買い増し余地を見極める重要な材料となりそうだ。

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