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Qualcommが、AIチップ設計を手がけるスタートアップTenstorrentの買収に向けた協議を進めている。The Informationが15日、事情に詳しい関係者の話として報じた。

報道によると、買収額は80億〜100億ドル規模となる可能性がある。

交渉は継続中で、条件が変わる可能性があるほか、交渉がまとまらない可能性もあるという。

QualcommはスマートフォンやPC向けチップが売上の多くを占める一方、AIチップ分野の強化を進めてきた。昨年には、チップ間のデータ転送を高速化する技術を強みとする英国の半導体企業Alphawave Semiを24億ドルで買収している。

TenstorrentはAIチップ設計のスタートアップ。iPhoneやiPad向けプロセッサの開発に携わり、2016年から2018年にかけてTeslaのオートパイロット向けハードウェア開発を率いたジム・ケラー氏が設立した。特定のAIワークロードでは、NVIDIAのGPUより効率的に処理できると訴求してきた。

同社は、オープンソースのCPUアーキテクチャであるRISC-Vベースのチップを開発している。これまでにFidelity、AFW Partners、Eclipse Venturesなどから10億ドル超を調達した。HyundaiとKiaも投資家兼パートナーとして参画している。

Qualcommに加え、NVIDIAやMetaなどの大手テック企業も最近、AIチップ関連のスタートアップ買収を進めている。Metaは昨年10月、元Appleのエンジニアらが設立したチップスタートアップRevosを買収した。

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