Coinbaseのブライアン・アームストロングCEOは、足元の市場変動が続くなかでも、ビットコインの長期見通しに対する強気姿勢を改めて示した。ブロックチェーンメディアのU.Todayが15日(米国時間)に伝えた。
アームストロング氏は、ビットコインを「新たなデジタルゴールド」と位置付け、今後のデジタル経済で重要な役割を担うとの認識を示した。
同氏は、デジタル資産市場には循環的な値動きがあるとしたうえで、ビットコインの長期的なファンダメンタルズはかつてなく強いと説明した。今後、ビットコインは経済の重要な一角を占めるようになるとして、強気見通しを維持する考えを示した。
あわせて「ビットコインの4年周期」と題した過去のチャートも提示した。2011年以降、強気相場と弱気相場が交互に現れてきた流れを示したもので、2026年半ばにあたる区間は「?」と記されていたとされる。
直近の下落局面については、最悪期をすでに通過した可能性があるとの見方を示した。ビットコインは6万ドル台で下げ止まった可能性が高いとしつつも、確実なことは誰にも分からないと付け加えた。
そのうえで、2030年にはビットコインが現在より大幅に高い水準で取引されると予想した。自身についても、引き続きビットコインの買い持ちを維持していると明らかにした。
一方、ビットコインの価格動向がWeb3業界全体の健全性をそのまま映すわけではないとも指摘した。ビットコインが下落しても、暗号資産市場全体が一様に弱含むとは限らないとし、デリバティブや無期限先物、ステーブルコイン、予測市場などはむしろ成長していると説明した。
ただ、こうした市場の変化がビットコインの役割を損なうものではないとも強調した。足元の動きは、これまで繰り返されてきた循環局面の一つにすぎず、ビットコインの重要性はなお変わらないとの認識を示した。
15日のビットコイン相場は、地政学リスクの緩和を背景に2.0%反発した。アームストロング氏の発言は、足元の値動きよりも長期の方向感を重視する姿勢を改めて示したものといえそうだ。