Coinbase主導のレイヤー2ネットワーク「Base」上で最大の分散型取引所(DEX)Aerodromeは7月、流動性インセンティブの配分方式を刷新する。週次投票に代えて、「予測的配分(Predictive Allocation)」を導入する。
CoinDeskの報道によると、開発元のDromos Labsは、従来の週次投票モデルを見直す。これまでの仕組みでは、取引手数料を多く生むプールにインセンティブが集中しやすく、過去の実績に配分が引っ張られる課題があった。
新たな仕組みでは、参加者が将来流動性需要が高まるプールを事前に見極め、資本を振り向ける。予測の精度が高いほど、その市場で生じる収益をより多く得られる設計だ。
Dromos Labs創業者のアレックス・カトラー氏は、「自動マーケットメーカー(AMM)が『いま資産価格はいくらであるべきか』という問いに答えてきたのに対し、予測的配分は『資本はどこへ向かうべきか』という問いに答えるものだ」と述べた。
CoinDeskによれば、予測的配分の発想は予測市場から着想を得ている。ただ、既存の予測市場のように単に結果へ賭けるのではなく、特定のプールへのインセンティブ配分そのものが市場の流動性形成につながる点が異なる。
Dromos Labsは、この仕組みによって、専門のトレーディング企業やAIエージェントといった新たな参加者層を呼び込めるとみている。
カトラー氏は長期目標として、無期限先物市場でHyperliquidが築いた地位に相当するポジションを、現物市場でAerodromeが確立することを掲げた。
著者について