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Anthropicが米政府の指示を受け、最新のAIモデル「Fable5」「Mythos5」への外国籍ユーザーのアクセスを停止した。これを受けインドのテクノロジー業界では、外資系AIへの依存を見直し、ソブリンAIの必要性を改めて問う議論が強まっている。TechCrunchが14日に報じた。

報道によると、Anthropicは「Fable5」「Mythos5」について、外国籍ユーザーによる利用を停止すると発表した。

この発表は、AnthropicがインドIT大手のTata Consultancy Services(TCS)と、インド企業へのAI普及に向けた提携を打ち出した直後に出たという。

AnthropicとOpenAIはともに、インドを米国に次ぐ重要市場と位置付けてきた。

インドのAIスタートアップ支援プラットフォームActivateの創業者、アクリト・バイシ氏は、「今回の出来事は、インドのソブリンAIをどう捉えるべきかについて、認識を根本から変えた」と述べた。その上で、投資先企業に対し、少数のAI供給元への依存を減らし、オープンソースモデルへの移行を促す方針を明らかにした。

Atomicworkの共同創業者兼CEO、ビジェイ・ラヤパティ氏は、「AIチームが米国市民だけで構成されていなければ不利になりかねない」と指摘した。最先端AIモデルへのアクセス格差が、企業の競争力に直結するとの見方を示した。

インドのソフトウェア企業Zohoの創業者、スリダル・ベンブ氏は、「テクノロジーは究極の武器だ」と述べ、インド企業は小型のオープンソースモデルへ軸足を移すべきだと訴えた。

ニューデリーを拠点とする技術政策の専門家、プラサント・ロイ氏は、今回の措置によって、インド政府が戦略的自律性を巡る懸念を一段と強める可能性があるとの見方を示した。ロシアによるウクライナ侵攻後に、ロシアのSWIFTへのアクセスが遮断された事例と重なるとの認識だ。

同氏はさらに、「今回のAnthropicの件は、地政学的に中立な海外製AIモデルなど存在しないことを示した」と述べたうえで、「米国のAIモデルは米国の地政学に縛られている」と主張した。

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