Naverは6月9日、海外発行のパスポートを持つ外国人向け本人確認サービス「パスポート認証」を4日付で導入したと発表した。韓国の携帯番号を持たない短期滞在者でも、スマートフォンだけで本人確認を済ませ、予約や注文、決済などのO2Oサービスを利用できるようにする。外国人観光客の利便性を高め、インバウンド需要の取り込みにつなげる狙いだ。
認証を終えると、Naverマップを通じた店舗や施設の予約、飲食店での注文、簡易決済などを利用できる。韓国の携帯番号がないことが利用の壁になっていた外国人観光客の不便を解消する。
これまで外国人観光客は、韓国でITインフラが整っている一方、本人確認の制約から飲食店の予約や配達サービスの利用で不便を強いられてきた。Naverは今回の導入を通じて、こうした利用障壁を下げるとともに、グローバルユーザーの取り込みを進める考えだ。
オフラインの決済環境の整備も進めている。Naver Pay(Npay)は昨年、韓国観光公社と連携し、外国人の利用が多い主要観光施設や地域の飲食店、空港などで統合端末「Npay Connect」の導入を拡大した。現金やカード、QR、NFCなど幅広い決済手段に対応したとしている。
このほか、国内利用者が投稿したスポットレビューを英語、中国語、日本語に翻訳して提供し、情報格差の縮小も図っている。
NaverでデジタルID・認証を担当するナ・ユンジェ氏は「より多くの外国人観光客が韓国旅行を快適に楽しめるよう、パスポート認証サービスを用意した」とコメントした。今後は対応サービスを段階的に拡大し、言語支援も強化する方針だ。