Microsoft(写真=Shutterstock)

Microsoftが6月2日から3日までサンフランシスコで開く年次開発者会議「Build」で、複数の自社開発AIモデルを公開する見通しだ。The Informationが5月28日、事情に詳しい関係者の話として報じた。

報道によると、まずはGitHub Copilotの競争力強化を狙ったコーディング向けモデルを披露する。GitHub CopilotはAIコーディング市場の立ち上がりを主導してきたが、CursorやClaude Codeの台頭を受け、相対的に存在感が薄れているとの見方も出ている。

このほか、Microsoftはテキスト処理、推論、音声、画像といった各タスクに対応する、複数サイズのモデル群も発表するという。

Microsoftはこれまで、GitHub CopilotやMicrosoft 365 CopilotでOpenAIとAnthropicのモデルを活用してきた。OpenAIのモデルは2032年まで無償で利用できるとされる一方、その後を見据えれば、高コストな外部モデルベンダーへの依存を抑えるためにも、自社AIモデルの整備が必要になるとThe Informationは伝えている。

関係者によれば、新モデルはOpenAIやAnthropicのモデルに比べて性能面でやや見劣りするものの、Microsoftは価格優位性を前面に打ち出す方針だ。

GitHub CopilotはAnthropic製モデルへの依存により、価格改定や利用量制限を迫られた経緯がある。独自のコーディングモデルを低価格な代替手段として投入できれば、コストに敏感な開発者層の取り込みにつながる可能性がある。

新モデルはAzure経由で開発者向けに提供する計画という。MicrosoftはOfficeアプリ向けCopilot機能にも自社モデルを投入し、運用コストの削減を進めている。

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