KTミリの書斎は5月29日、出版社との協業を軸に、オーディオブックと電子書籍、読書ポッドキャストを連動させる施策を強化すると発表した。子ども・青少年向けサービスの刷新も進め、「聴く」と「読む」をつなぐ読書体験の拡充を目指す。
同社は、オーディオブックを起点にテキスト読書へ接点を広げる多面展開を進める。その一環として、キム・グムヒのオーディオブック作品「最初の夏、完走」の電子書籍版を提供した。
同作品は戯曲形式のオーディオブックをもとに、BGMやト書きに当たる記述を文章として再構成したのが特徴。音声作品をテキストとしても楽しめるようにした。
こうした取り組みは、読書ポッドキャストにも広がっている。電子書籍版の公開に合わせ、5月11日に配信した同社ポッドキャスト「Reading Chemistry」の「リケクラブ」コーナーには、俳優パク・ジョンミンと、ウェブトゥーン「千の青」の原作者チョン・ソンランが出演した。
子ども・青少年向けでは、既存の「ファミリーラウンジ」を「キッズオーディオブック」ページとして全面刷新した。年齢別のレコメンドを強化し、作品を探しやすくした。
あわせて、児童書を見つけやすくする機能や、ディズニーの英語オーディオブックをまとめて閲覧できる機能も提供する。読書習慣づくりを後押しする狙いだ。
ラインアップの拡充も進める。「MapleStory」シリーズのほか、「青少年世界文学全集」45種など、子ども・青少年向けコンテンツを順次拡大する計画だ。
イ・ソンホ読書事業本部長は、「オーディオブックは単なる“聴くコンテンツ”にとどまらず、新たな読書体験へ広がる重要な出発点になっている」とコメントした。その上で、「今後もオーディオブック、電子書籍、読書ポッドキャストといった多様なコンテンツを有機的につなぎ、コンテンツと作家、読者が結び付く読書エコシステムを築いていく」と述べた。