画像=Rocket League

Epic Gamesは、「Unreal Engine 6」を初披露し、同エンジンで再設計を進めている人気ゲーム「Rocket League」のティザー映像を公開した。正式リリース時期や配信日程は明らかにしていない。

Engadgetが5月25日(現地時間)に報じた。Epic Gamesは「Rocket League」のパリ・メジャー大会会場でサプライズ映像を公開し、次世代エンジンへの移行を印象づけた。

注目を集めたのは、同社の主力タイトル「Fortnite」ではなく、「Rocket League」を技術デモの題材に選んだ点だ。異例の選択として、ゲーマーや開発者の間で話題を呼んでいる。

公開映像は、プリレンダリングではなく、実際のゲーム機やPC環境でリアルタイムにキャプチャしたゲームプレイ映像だという。Epic Gamesは「Unreal Engine 6」の詳細な技術仕様を明らかにしていないが、車体表面の質感や光の反射・屈折表現などから、描画面の進化をうかがわせた。

次世代エンジンの実際の動作映像が一般に公開されたのは今回が初めてとみられる。Epic GamesのCEO、ティム・スウィーニー氏はこれまで、開発チームによる新エンジンへの移行作業に言及してきたが、その成果が初めて具体的な映像として示された格好だ。

エンジン刷新は、「Rocket League」にとって大きな転機となりそうだ。同作は発売以来、旧世代エンジンを基盤に運用されてきたが、技術的な制約も指摘されてきた。新エンジンへの移行は、こうした限界を打開する契機になるとみられる。

一方、完成版の一般提供まではなお時間がかかる見通しだ。Epic Gamesは今回、「Unreal Engine 6」の正式リリース時期や、「Rocket League」刷新版の具体的な配信スケジュールを示していない。

もっとも、前世代の「Unreal Engine 5」がグローバル市場に投入されてから4年以上が経過している。業界では今回のティザー公開を、開発の主軸が次世代エンジンへ移る流れを加速させるきっかけと見る向きもある。

今回の発表は、単なる画質向上にとどまらない意味を持つ可能性がある。「Fortnite」ではなく「Rocket League」を通じて新技術を示したことで、今後は高負荷グラフィックスを巡る競争が一段と活発化する可能性がある。

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