Kia EV6の走行時のエネルギー費が、Toyota RAV4 Hybridを大きく下回るとする試算が示された。米電気自動車メディアのCleanTechnicaが24日(現地時間)に報じた。
フロリダ州の平均的なガソリン価格と夜間電力料金を前提に、1万マイル(約1万6100km)走行した場合のコストを比較したところ、Toyota RAV4 Hybridのガソリン代は1052ドル、Kia EV6の充電コストは205ドルとなった。差額は847ドルだった。
試算では、ガソリン価格にフロリダ州の平均である1ガロン当たり4.42ドル、電力料金には夜間充電を想定した1kWh当たり0.07ドルを用いた。走行距離は1万マイルと1万5000マイルの2パターンで算出した。
車両効率は米環境保護庁(EPA)基準を採用し、Toyota RAV4 Hybridは42MPG、Kia EV6の後輪駆動モデルは3.4マイル/kWhとした。
1万5000マイル走行時のエネルギー費は、Toyota RAV4 Hybridが1578ドル、Kia EV6が308ドルとなり、Kia EV6の方が1269ドル低い水準となった。
両車は完全な同格比較ではないものの、比較可能なモデルとして取り上げられた。車体サイズでは、Kia EV6が全長で約3インチ長く、全幅も1インチ広い一方、Toyota RAV4 Hybridは全高が高いという。
室内空間では、Kia EV6が乗員スペースとレッグルームで優位とされ、荷室容量ではToyota RAV4 Hybridが上回った。
また、Kia EV6の直近の値下げも比較対象とされた理由の一つとして挙げられた。平均的な燃料価格と電力料金が今後10年間変わらないと仮定した場合、節約額は8460ドルまたは1万2690ドルに広がる計算になる。
もっとも、この試算はガソリン価格と電力料金の平均水準が長期間維持されることを前提としている。
今回の比較は、電気自動車の総所有コストではなく、あくまで走行時のエネルギー費の差に焦点を当てたものだ。同じ走行距離でも、燃料価格・電力料金と車両効率の違いが累積コストにどの程度影響するかを示した点が特徴といえる。