ソラナは4月、取引所への純流入が続くなかでも月間で1.18%上昇した。BeInCryptoは28日、5月のSOL相場を左右する主な要因として、78ドル水準を維持できるかどうかと、現物ソラナETFへの資金流入動向を挙げた。
足元のソラナは84.20ドル前後で推移している。BeInCryptoによると、3日足ではヘッド・アンド・ショルダーズを形成しており、ネックラインを割り込んだ場合は約19%下落する可能性がある。
もっとも、3月中旬以降の下落局面では売り出来高が細っている。3月の急落時には4月を上回る売り出来高を伴ったが、その後は弱気パターンを完成させる勢いが鈍っているとの見方も出ている。
季節性の面では、5月は長期的に弱含みだ。ソラナの5月の平均リターンはマイナス9.96%、中央値はマイナス12.9%。2022年5月には46.3%下落し、2021年と2020年もそれぞれ24.2%、17.2%下げた。
一方、直近2年は流れが異なる。2024年5月は30.5%上昇し、2025年5月も6.11%高だった。
オンチェーン指標は強弱が分かれた。Glassnodeの取引所ネットポジション変化によると、4月は日次ベースで純流入が続いた。4月7日は181万1427SOL、26日は36万4578SOL、27日は55万2787SOLの純流入を記録した。
4月を通して、取引所からの純流出に転じた日は確認されなかった。それでもソラナは月間で上昇し、1月のマイナス15.3%、2月のマイナス20%、3月のマイナス1.53%に続いた下落基調を脱し、2026年に入って初めて月間でプラスを確保した。
背景には、現物ソラナETFへの需要拡大期待がある。5月のETF流入額が4月からさらに減少すれば、取引所での売り圧力を和らげてきた下支え要因が弱まる可能性がある。
反対に、5月の流入額が4月並みを維持するか、それを上回れば、昨年11月以降続いてきた減少トレンドに歯止めがかかる可能性があるという。
テクニカル面では、上値の節目として86.09ドルと91.07ドルが重要なレジスタンスとして意識されている。この水準を回復すれば、97.64ドルまで上昇余地が広がる可能性がある。
下値の支持線は83.01ドル、80.52ドル、78.03ドルの順に示された。特に78ドルを割り込めば、ネックラインの69.97ドルが次の焦点となり、その下では56ドル台が目標ゾーンとして意識される。
一方、Alpenglowコンセンサスのアップグレードでは、最終確定時間が150ミリ秒に短縮される見通しだが、5月のメインネット適用日程はまだ確定していない。BeInCryptoは、当面の値動きは技術面の材料よりも、ETFへの資金流入と78ドル防衛の成否に左右される可能性が高いと伝えた。