M4 Mac mini(写真=Apple)

Appleのエントリー向けデスクトップ「M4 Mac mini」で、基本モデルの販売停止が広がっている。Apple Storeでは最廉価の599ドルモデルが購入できない状態となっており、デスクトップMac全体に供給懸念が広がっている。

米ITメディアの9to5Macが22日(現地時間)に報じたところによると、Apple Storeでは599ドルのM4 Mac mini基本モデルについて、配送注文の受け付けを停止した。製品ページには「現在購入できません」と表示されている。

在庫切れは一部構成に限らない。ストレージ256GBのM4 Mac miniは、メモリ構成を問わず全モデルが購入できない状態になったという。外部販売チャネルでも状況は同様で、Amazonなど主要な販売先では上位のM4 Proモデルのみが限定的に流通している。

Appleのデスクトップ製品で在庫不足が目立ち始めたのは今月に入ってからだ。11日にはMac miniの32GBおよび64GBメモリ構成が先に販売停止となり、その後も在庫減少が続いた結果、今回の基本ストレージモデルの品切れにつながった。

残るモデルの供給も安定していない。Apple Storeでは512GB版のM4 Mac miniで6週間超の納期遅延が発生しており、一部構成では9~10週間待ちとなっているほか、注文できないケースも出ている。

背景については、メモリやストレージ部品の調達難を指摘する見方が出ている。Appleが限られた部材を販売比重の高いMacBookシリーズに優先配分し、デスクトップMacへの供給が後回しになった可能性があるという。個人向けAI需要の拡大がMac miniの需要を押し上げたとの見方もある。

一方、急速な在庫減少は次期ハードウェア投入の前兆と受け止められることもある。このため、M5 Mac miniの投入が近いとの観測も浮上しているが、現時点で断定は難しい。類似の在庫制約が続くMac Studioについても次期モデルへの期待はあるものの、具体的な時期はなお見通せない。Bloombergは以前、M5 Mac Studioの投入時期を10月と予想していた。

今回の動きは一部モデルの欠品にとどまらず、Appleのデスクトップ製品群全体で供給が逼迫している可能性を示している。基本モデルの販売停止に加え、上位構成でも納期の長期化が続いており、供給正常化の時期に注目が集まりそうだ。

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