Oracle(写真=Shutterstock)

OracleはGoogle Cloudとの連携を強化し、自然言語でOracle Databaseを照会できる「Oracle AI Database Agent」を提供する。Gemini EnterpriseとOracle AI Databaseを統合したもので、Google Cloud Marketplaceを通じて展開する。SiliconANGLEが4月22日(現地時間)に報じた。

対象は、Google Cloud上でOracle Autonomous AI Databaseを利用する顧客。SQLを書かずに自然言語でデータベースへ問い合わせられるようにする。

Oracleでデータベース製品マーケティング担当シニアバイスプレジデントを務めるアーパン・シャー氏は、「これまで多くのビジネスユーザーは、答えやレポートを得るためにITチームへ依頼する必要があった」と説明。その上で、「今後はGemini Enterpriseを通じて、ユーザー自身が自然言語で直接質問できるようになる」と述べた。

Oracleによると、Oracle AI Database Agentは、データを別のAIパイプラインに移したり複製したりせず、すべてのクエリ処理をデータベース内で完結させる。行・列レベルのアクセス制御に対応する「deep data security」を基盤に、ユーザーIDをインターフェースからデータベースまで引き継ぐことで、各ユーザーは権限を持つデータだけを参照できるという。

また、意味理解とクエリ生成をデータベース内で処理するため、外部AIサービスで発生するトークンベースの処理コストも抑えられるとしている。

さらに、エージェント間通信(A2A)にも対応し、開発者は複雑なワークフローに同社のエージェントを組み込める。Google CloudのVertex AIを基盤とするアプリケーションとの連携も可能だとしている。

同エージェントは、Google CloudでOracle Autonomous AI Databaseを利用する既存顧客向けに追加費用なしで提供する。まずは限定提供とし、正式リリースは今夏以降を予定している。

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