暗号資産アナリストのポール・バロン氏は、XRPについて、ビットコインやイーサリアムとは異なる評価軸で見られるべき銘柄だとの見方を示した。価格動向や話題性よりも、金融インフラとの接点や金融機関での採用拡大が重要になるとしている。ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが18日、報じた。
報道によると、バロン氏は最近のコメントで、新規投資家はまずビットコインやイーサリアムに関心を向ける一方、市場への理解が進むにつれてXRPの見方も変わっていくと述べた。
同氏は、市場サイクルごとに新たな投資家が流入するものの、過去の経緯を十分に把握しないまま参入するケースは少なくないと指摘する。CoinMarketCapなどを通じて市場を見た場合、ビットコインは支配的な資産、イーサリアムはイノベーションの速さや分散型アプリケーションの広がりを持つエコシステムとして認識されやすいという。その一方で、XRPは当初、特徴の見えにくい暗号資産として受け止められがちだとした。
ただ、金融市場やウォール街とのつながりに目を向けると、XRPへの認識は変わるとバロン氏は主張する。10年以上にわたるXRPの歩みや役割は新規投資家には見えにくく、初期印象と実際の位置付けの間にギャップが生じやすいという。
XRPは、ビットコインやイーサリアムとは異なる領域に重点を置いている。金融インフラや流動性、企業での活用事例を軸としているため、第一印象だけではその影響力が見えにくいとバロン氏は見ている。
XRPは2012年の登場以降、複数回の市場サイクルを経てきたほか、Rippleを巡る訴訟など規制面の問題も経験してきた。用途も国際送金にとどまらず、より幅広い金融分野での活用やDeFiへと広がっている。こうした歴史的な文脈を踏まえなければ、XRPは長年にわたり構築されてきたインフラ型プロジェクトではなく、単なるアルトコインの一つとして見られかねないという。
さらに同氏は、XRPの進展は個人投資家の関心の高さよりも、機関投資家による導入やシステム統合の進み具合で測られることが多いと述べた。その例として、SBI HoldingsやSantanderによるXRP関連技術の採用を挙げた。
バロン氏は、XRPは大衆的な話題性では見劣りする可能性がある一方、金融システム内での用途や長年積み重ねてきた経緯まで含めれば、他の暗号資産とは異なる位置にあると強調した。The Crypto Basicは、XRPを巡る評価は単純な価格や知名度ではなく、金融機関での採用と実利用の拡大が引き続き注目点になると伝えている。