ビットコイン(写真=Shutterstock)

ビットコインの現在の半減期サイクルが折り返しを迎えた。米ブロックチェーンメディアのCoinDeskが14日(現地時間)に報じたもので、ビットコインネットワークは足元で今回の半減期サイクル全体の50.01%を経過した。次回の半減期は2028年4月12日になる見通しだという。

現在のサイクルは、2024年4月に始まった「エポック5」に当たる。半減期は21万ブロックごとに訪れ、マイニング報酬は通常およそ4年ごとに半分になる。

足元のブロック報酬は1ブロック当たり3.125BTC。ブロック生成間隔を平均10分とすると、1日当たりの新規発行量は約450BTCとなる。

この発行ペースは、ネットワークの難易度調整によって維持される。ビットコインネットワークは2016ブロックごとに難易度を見直し、ブロック生成が速すぎたり遅すぎたりした場合でも、生成ペースがおおむね一定になるよう調整する仕組みだ。

CoinDeskによると、次の半減期までに残るブロック数は約10万4986。これを消化すると、次回の半減期を迎えることになる。

供給面では、ビットコインの希少性が一段と鮮明になっている。半減期は新規発行量を減らし、供給増加率を予見可能な形で引き下げる仕組みで、現在のインフレ率は1%を下回った。

発行上限は2100万BTCに固定されている。最近では2000万BTC目が採掘され、残る100万BTCは今後114年にわたって採掘される見通しという。

一方で、価格の反応は供給減少のインパクトほど単純ではない。ビットコインは2024年4月の半減期以降、約15%上昇した。価格は約6万4000ドルから、7万5000ドル弱まで上昇した計算になる。

ただ、同じ期間で比較すると、上昇率は過去の半減期サイクルを下回る。値動きの振れも大きく、2025年10月には約12万6000ドルまで上昇して過去最高値を付けた後、2026年2月初旬には約6万ドルまでおよそ50%下落した。

その後は持ち直したものの、Glassnodeのデータでは、今回のサイクルは半減期後の同一局面でみたリターンが過去を下回る状態が続いている。

こうした動きの背景には、市場の成熟もある。ビットコインの普及が進み、時価総額が膨らむほど、過去のような大幅上昇を生み出すにはより多くの資金流入が必要になるためだ。

半減期の効果が薄れたというより、供給減少が価格に反映されるスピードが以前より緩やかになっているとみられる。ボラティリティも、サイクルが進むにつれて低下する傾向にある。

CoinDeskは、今回の半減期サイクル後半では、供給縮小が価格にどの程度の速さで織り込まれるかが注目点になると伝えている。

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