ARK Investの創業者、Cathie Wood氏は2026年の経済見通しレポートで、ビットコインがリスク分散の観点から金を上回る可能性があるとの見方を示した。米国経済については「コイルドスプリング(Coiled spring)」の状態にあるとし、人工知能(AI)やブロックチェーンといった革新技術が新たな生産性サイクルを生み出すと予測した。
同氏は、暗号資産とパブリックブロックチェーンを、AI、ロボティクス、エネルギー貯蔵、マルチオミクスと並ぶ5つの主要イノベーションプラットフォームの1つと位置付けた。これらの技術革新は、企業のコスト削減やインフレ抑制を後押しし、中長期的なGDP成長の押し上げにつながるとしている。
レポートでは、ビットコインの資産分散効果にも言及した。まず、供給量の伸びがプロトコル上で厳格に定められている点を挙げた。今後2年間の供給増加率は約0.82%となり、その後は段階的に低下して約0.41%水準になる見通しだという。一方、金は採掘拡大によって供給が増える余地があるとした。
さらに、ビットコインは2020年以降、金や株式、債券といった伝統資産との相関が低水準にとどまっていると指摘した。株式と債券の相関よりも低く、投資ポートフォリオにおける効率的な分散投資手段として機能する可能性があると説明している。
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