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Googleは、LLM対策としてコンテンツを細かく分割する「コンテンツ断片化SEO」手法に否定的な見解を示した。検索順位の改善を狙うのであれば、AIではなく人間に向けたコンテンツ作りを優先すべきだと改めて強調している。

米ITメディアのArs Technicaによると、Googleのジョン・ミューラー氏とダニー・サリバン氏は9日(現地時間)、ポッドキャスト番組「Search Off the Record」で、こうした手法について見解を述べた。両氏は、「LLMは短い段落を好む」との見方は誤解だとしたうえで、Google検索はそのようなシグナルを順位決定に用いていないと説明した。

ここでいうコンテンツ断片化とは、情報を短い段落やQ&A形式に細かく分け、LLMが処理しやすい形に整える手法を指す。サリバン氏は、検索順位を上げるにはAI向けではなく、人間向けコンテンツを作るべきだと述べた。

Googleはこれまでも公式のSEOガイドラインを示してきたが、実際のSEO施策は推測ベースで変化してきた面がある。AIの台頭でSEOの手法が揺れる中、一部の出版社は断片化が有効だと主張しているものの、その効果は一時的にとどまる可能性が高いという。

サリバン氏は、一部のケースでは効果が出る可能性を否定しない一方で、システムの改善が進めば、人間向けコンテンツが再び優位に立つとの見方を示した。Googleとしては、長期的に評価されるのは人間にとって有益なコンテンツだという立場を維持している。

断片化戦略がすぐに姿を消すとは考えにくいが、Googleのアルゴリズムがそれを継続的に高く評価する可能性は低いとみられる。

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