ペ・ギョンフン副首相兼科学技術情報通信部長官は3日、Upstageを巡る疑惑提起と公開検証の動きについて、韓国の人工知能(AI)生態系における自浄能力の表れだとして前向きに評価した。科学技術情報通信部は、政府の「独自AIファウンデーションモデル」事業に関し、選抜対象となる5チームの評価を15日まで進める。
ペ副首相は同日、自身のFacebookに「AI業界を熱くした技術論争を見守りながら、むしろ韓国AIの明るい未来を見た」と投稿した。
今回の論争は、Upstageが政府の「独自AIファウンデーションモデル」事業に参加するに当たり、中国企業の大規模言語モデル(LLM)を微調整したモデルを用いたのではないかとの疑惑が発端となった。これに対しUpstageは2日、説明会を開き、提起された疑惑を否定した。
ペ副首相は「イノベーションは、透明で厳しい検証を通じて強固になる」とした上で、「特定モデルの開発方式を巡るデータに基づく分析と、それに公開の場で答える企業の姿は、韓国のAI生態系がすでにグローバル水準の自浄能力と技術面での透明性を備えていることを示している」と述べた。
さらに、「こうした公開討論の場が活性化することこそ、韓国AIがグローバル市場で信頼されるAI強国へ飛躍するための最も力強い土台になる」と強調し、「このような公開討論の場はさらに広げていく必要がある」とした。
科学技術情報通信部は、独自AIファウンデーションモデル事業に関する5チームの評価を15日まで続ける。ペ副首相は最後に、「ともに見守りながら、韓国AI企業の成長と発展を応援してほしい」と呼びかけた。
一方、疑惑を提起したSionicAIのコ・ソクヒョン代表は、Upstageの説明会後にコメントを出し、「根拠をより厳密に検証しないまま公開し、不必要な混乱と論争を招いたことを心からおわびする」と述べた。