AIエージェント「OpenClaw」を開発したピーター・スタインバーガー氏が、AI開発では「完璧な計画」よりも探索的な実験を重視すべきだとの考えを示した。OpenAIに加わった後も、こうした開発姿勢を変えていないという。TechCrunchが25日、報じた。
スタインバーガー氏は、OpenAIのポッドキャスト番組「Builders Unscripted」に出演し、OpenClawの立ち上げ初期には明確な設計図を置かず、試行錯誤を重ねながら開発を進めたと語った。
当初はWhatsApp連携ツールを構想していたが、AI企業が近く類似のソリューションを投入すると見込み、いったん計画を中断した。その後も自分が求めるAIツールが現れなかったため、OpenClawの開発に乗り出したという。
同氏は「AIモデルは、より多くの問題を解けるようになってきている」と指摘した。「以前はプログラミングが必要だった領域でも、いまはAIが自ら解決策を見いだせる」とも述べた。
そのうえで、従来型の開発手法にとらわれず、AIと協働しながらコードを書く進め方は時間を要するものの、最終的にはより良い成果につながると強調した。
AI開発を学ぶ過程はギターの練習に似ているとして、「最初からうまくできるわけではない。時間が必要だ」と説明。「AI開発には、遊ぶように取り組むべきだ」と助言した。
さらに、AI時代には創造的な探索の重要性が一段と増しており、課題解決に取り組む人はAIと組み合わせることで、より大きな価値を生み出せるとの見方を示した。
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