Shift Upは11日、2025年通期の連結業績を発表し、売上高は2942億ウォン(約324億円)、営業利益は1811億ウォン(約199億円)、純利益は1911億ウォン(約210億円)となり、いずれも過去最高を更新した。売上高は前年比31.3%増、営業利益は18.6%増、純利益は29.2%増。営業利益率は61.6%だった。
2025年10〜12月期の売上高は641億ウォン(約71億円)、営業利益は371億ウォン(約41億円)、四半期純利益は583億ウォン(約64億円)。前年同期比では売上高が1.0%増えた一方、営業利益は19.6%減少した。前四半期比では売上高が15.1%減、営業利益が25.1%減。営業利益率は57.9%と、前四半期の65.6%から7.7ポイント低下した。
主力タイトル別では、10〜12月期の売上高は「勝利の女神:NIKKE」が449億ウォン(約49億円)、「Stellar Blade」が154億ウォン(約17億円)だった。通期では「勝利の女神:NIKKE」が1668億ウォン(約183億円)、「Stellar Blade」が1158億ウォン(約127億円)を計上した。
「勝利の女神:NIKKE」は、11月の3周年イベントで「ナユタ」「リバレリオ」を中心に高い反響を得た。iOSの売上ランキングでは最高で日本1位、韓国2位、米国19位を記録した。月間アクティブユーザー数(MAU)は前四半期比で増加し、安定して推移した。中国版「勝利の女神:新たな希望」については、現地向けの限定ストーリーと専用キャラクターを投入し、グローバル版とのストーリー進行差を段階的に縮めているという。
「Stellar Blade」は、PlayStationのブラックフライデーやSteamのウィンターセールなどの販促施策を通じて、販売が底堅く推移した。Steamでの好評レビュー比率は95%で、「非常に好評」の評価が続いた。PC版、PS5版ともに前四半期並みの販売水準を維持したとしている。
10〜12月期の営業費用は270億ウォン(約30億円)で、前四半期比4.0%増となった。内訳をみると、人件費は136億ウォン(約15億円)で同2.8%減。変動費は「Stellar Blade」関連の支払手数料減少により57億ウォン(約6億円)と、同40.5%減少した。一方、固定費はライブサービス運営の高度化に伴う外注費の計上で77億ウォン(約8億円)に増加した。従業員数は339人で前年同期比5.3%増。このうち開発人員が297人と88%を占めた。四半期中には子会社を買収し、持分法による投資利益148億ウォン(約16億円)を計上した。
同社は2026年についても、2つの主力IPの成長が続くとの見通しを示した。「勝利の女神:NIKKE」は、2026年も2025年並み、もしくはそれを上回る成果を目指す。「Stellar Blade」はPS5とPCに加え、新たなプラットフォームへの展開を検討しており、次期作の開発準備も進めている。年内には後続プロジェクトに関する追加情報の公開も検討しているという。
新作「Project Spirits」については、グローバルパートナー企業との戦略的協業のもとで開発が安定段階に入ったと説明した。年内に、プロジェクトの方向性や主要な特徴を含む情報を公開する計画だとしている。
このほか同社は、2026年上半期に具体的な中長期の株主還元方針を公表し、その後、順次実行に移す方針も明らかにした。