写真=Woori Bank

Woori Bankは3月5日、既存システムと連携する全社向けAIエージェント基盤の構築に着手すると発表した。29業務で計175のAIエージェントを導入し、業務処理速度を30%改善することを見込む。AIを軸とした経営システムへの転換を進める狙いだ。

同社のいう「Enterprise Level AI」は、全社規模の業務環境と大規模データ処理を前提に設計したAIシステムを指す。

Woori Bankは2022年から社内データ整備を進め、AI活用の基盤を構築してきた。これまでにAIバンカーやWoori GPTを実務に導入し、生成AIの検証も進めてきたという。

今回の事業では、現場の意見を踏まえて575件のAIエージェント要件を洗い出した。さらに、実行のしやすさと投資対効果を基準に詳細評価を実施した。

その結果、重点5分野である企業向け融資、資産管理、内部統制、顧客相談、業務自動化の29業務について、175のAIエージェントを最終的に選定した。AIエージェントを中心に業務プロセスを再設計して適用した場合、業務処理速度は30%改善する見通しとしている。

同社は提案依頼書(RFP)の公告を皮切りにプロジェクトを始動する。12月には第1弾として97のAIエージェントを導入し、来年初めまでに78を追加して、計175のAIエージェントを構築する計画だ。

AX革新グループのオク・イルジン副頭取は「今回の事業は、金融システムにAIを組み込み、『質問に答えるAI』から『業務を担い課題を解決するAI』へ転換するAIトランスフォーメーションだ」と述べた。

そのうえで「AIを基盤とする経営システムへの転換を通じて、意思決定の効率化とリスク管理の高度化を進め、生産的金融への転換と投資中心の金融支援に注力していく」と語った。

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