ピーター・シフ氏(写真:Wikimedia)

Bitcoinが8万ドルを割り込んだことを受け、著名投資家のピーター・シフ氏が相場の一段安に警戒感を示した。ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、シフ氏は7万5000ドル付近まで下落する可能性があるとし、この水準も割り込めば投資家の損失がさらに拡大しかねないと警告した。

Bitcoin懐疑派として知られ、金の支持者でもあるシフ氏はX(旧Twitter)に「Bitcoinはついに崩れ始めた。ここまで長く持ちこたえたことの方が驚きだ」と投稿した。8万ドルを下回った以上、次の節目は7万5000ドルになる可能性が高いとし、この水準を維持できなければBitcoin投資家にとって「非常に長い週末になる」との見方を示した。

シフ氏はあわせて、米上場の現物Bitcoin ETFは週末に売買できない点も指摘した。米株式市場が閉場している間は取引できず、売買再開は月曜日の通常取引開始まで待つ必要があるためだ。

Bitcoinは24日、一時7万9226ドルまで下落した。CoinGeckoによると、約1カ月ぶりの安値。21日水曜日には一時8万5000ドル近辺まで上昇しており、今回の下落はその数日後に起きた。

急落を受け、暗号資産市場では清算額も膨らんだ。CoinGlassによると、過去24時間のレバレッジ付き暗号資産ポジションの清算額は8億1500万ドル超に達した。損失の大半は上昇を見込んだ投資家に集中し、値動きが特に大きかった直近4時間では、ロングポジション約4億400万ドルが清算された。

その後、Bitcoinは8万ドル台を回復したものの、下押し圧力は残った。米上場の現物Bitcoin ETFは23日に6億3550万ドルの純流出を記録し、直近2取引日の累計純流出額は7億7300万ドルに達した。シフ氏は、今回の下落がBitcoinのより深い調整局面の入り口になる可能性があるとの見方を崩していない。

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