ビットコインのイメージ写真=Shutterstock

Bitcoin Coreは、大規模言語モデル(LLM)の普及によって一部の脆弱性が再発見されやすくなったことを受け、脆弱性の公開方針を見直す。発見が容易な脆弱性については修正を前倒しし、最新版に加えてサポート対象の旧メジャー版にも同時にパッチを適用する方針だ。

Cointelegraphによると、Bitcoin Core開発者のアントワーヌ・ポワンソは、ビットコイン開発のメーリングリストに送ったメールで方針変更を通知した。これまでBitcoin Coreは、利用者に更新の猶予を与えるため、脆弱性の詳細公表を長く遅らせる運用を続けてきた。

ただ、この運用では旧メジャー版への修正適用が進まず、利用者は次のメジャー版の公開を待たなければならないケースがあった。アントワーヌ・ポワンソは、LLMの普及で一部の欠陥は容易に再発見できるようになっており、修正を遅らせても保護効果はほとんど見込めないと説明した。

同氏は「公開猶予期間は効果が乏しく、修正版の配布を遅らせるだけだ」としたうえで、「これを踏まえて公開方針を変更する」と明らかにした。

新方針では、再特定しやすい脆弱性を可能な限り早く修正する。修正は最新バージョンだけでなく、サポート対象の旧メジャー版にも同時に適用する。

一方、それ以外の脆弱性については、深刻度に応じて従来通りの公開スケジュールを維持する。

8月には、ボランティア団体のBitcoin Red Teamが390件のプロジェクトで、潜在的な問題を約5000件報告した。同じ月には、Core Lightningの開発者が、人工知能(AI)によって生成された脆弱性報告を複数受け取ったという。

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