Appleが、MacBook Proを5年ぶりに再設計する可能性が浮上した。現行のM5 Pro/M5 Maxを維持しつつ、軽量化やディスプレイ刷新、タッチ対応、前面デザインの見直しを進める方向だという。
米ITメディアの9to5Macが10月22日(現地時間)に報じた。今回の刷新では、処理性能そのものよりも、使い勝手や外観の変化に軸足を置く可能性が高いとしている。
最大の焦点は軽量化だ。筐体の薄型化は現行モデルから小幅にとどまる可能性がある一方、重量の削減が新デザインの中核になるとの見方が出ている。
ポート構成は大きく変わらない可能性が高い。Bloombergのマーク・ガーマン氏は、ポート削減への懸念について「Appleは以前の世代で教訓を得たはずだ」と指摘した。極端な薄型化に踏み切らない限り、ポート周りの変更も限定的にとどまるとみられる。
ディスプレイはOLEDを採用する可能性がある。AppleはすでにiPhoneやiPad ProでOLEDを採用しており、MacBook Proにも広がる可能性がある。2024年にiPad ProへタンデムOLEDを導入した際には、「世界で最も先進的なディスプレイ」と位置付けており、MacBook Proでも表示品質の向上が期待される。
タッチ対応も有力な変更点として挙がっている。新モデルはOLEDパネル上でのタッチ入力をサポートし、macOS「Golden Gate」でもタッチ操作に合わせた機能改善が行われる見通しだ。キーボードとトラックパッドを主要な入力手段としながら、一部の作業では画面を直接操作できるようにする方向とみられる。
前面デザインでは、ノッチ廃止の可能性が取り沙汰されている。2021年の再設計で導入したノッチをやめ、カメラ部分のみをくり抜くホールパンチ型を採用する案が浮上している。iPhoneと同様、Proモデルからノッチを外す方向を検討しているという。
一方で、Dynamic Islandの導入観測もある。ただ、この機能はソフトウェア更新によって旧型Macにも展開できる余地があるとされ、新型MacBook Proならではの差別化要素になるかはなお不透明だ。
今回の見直しでは、チップの刷新よりも製品体験の変化が重視される公算が大きい。ポート構成を維持しながらどこまで軽量化を進められるかが、新モデルの競争力を左右するポイントになりそうだ。