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Blockは、米ロサンゼルスで開催されたイベント「ComplexCon」の会場で、来場者に1BTCを賞品として進呈した。Cash Appブースで体験型企画を展開し、ビットコインに初めて触れる来場者にも利用体験の場を設けた。

ブロックチェーンメディアのBitcoin Magazineが7日(現地時間)に報じた。Blockは週末に開かれた同イベントに参加し、暗号資産になじみの薄い層に向けて、体験型の企画を通じてビットコインに触れる機会を提供したという。

企画の中心となったのは、Cash Appブースで実施した「Lightning Lake」だ。参加者は釣りゲーム形式で少額のビットコインを受け取り、このうち1人が当時約8万5000ドル(約1275万円)相当の1BTCを獲得した。単なる景品企画にとどまらず、ビットコインを身近な決済手段として体験してもらう狙いがあった。

Blockでビットコインのマーケティング責任者を務めるマリア・ペセ氏は、「ビットコインを身近で親しみやすく、楽しいものとして感じてもらいたかった」と述べた。また、「会場内を回る流れの中で、ビットコインを一度も使ったことのない人でも、実際の決済まで体験できるよう設計した」と説明した。

今回の取り組みでは、ビットコインを文化や買い物、遊びと結びつけるBlockの戦略も浮かび上がった。ペセ氏は、ComplexConは新たな大衆層にビットコインを紹介する機会だったとした上で、同社の目標はビットコインを「日常の通貨」にすることだと語った。投資対象としての側面よりも、実際の利用体験を広げることに軸足を置いた形だ。

こうした動きは、Blockの既存事業とも重なる。Cash Appはビットコインの売買、受け取り、送付の機能を提供しており、SquareのPOS端末はライトニングネットワーク経由のビットコイン決済に対応する。Blockは今月に入り、ビットコインを交換手段として使うことを促す広告キャンペーンも始めている。

今回の施策は、Blockが自社サービスとオフライン施策の両面でビットコイン普及を進めている点でも注目される。製品機能の提供にとどまらず、リアルイベントや大衆文化との接点を活用し、新規ユーザー層の取り込みを狙っているためだ。ビットコインの利用障壁を下げるうえで、技術面の説明よりも実際の体験が重要だという判断もうかがえる。

ジャック・ドーシー氏は2021年にTwitterを離れて以降、決済事業とビットコイン普及に注力してきた。ビットコインをグローバルな通貨と位置づけ、日常的な決済手段として広げたい考えをこれまでも繰り返し示しており、今回の企画もその流れに沿うものとみられる。

会場では著名人の関心も集めた。カニエ・ウェスト氏の娘ノース・ウェスト氏や、ラッパーのフレンチ・モンタナ氏が「Lightning Lake」周辺でゲームに参加する様子も確認された。Blockはこうした接点を足がかりに、ビットコインをより身近な消費体験の中に取り込む取り組みを続けている。

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