Sonyの未発表PlayStation関連機器2機種が、Wi-Fi Allianceの認証情報で確認された。モデル名やOSに関する記載から、携帯型ストリーミング端末「PlayStation Portal」の後継機ではないかとの見方が出ている。年初から浮上しているOLEDディスプレイ搭載モデルのうわさとの関連にも関心が集まりそうだ。
米ITメディアThe Vergeは現地時間6日、Sony製の未発表機器2機種がWi-Fi Allianceの認証を通過していたと報じた。分類は「ゲームコンソール・周辺機器」で、モデル名は「CFI-Y2000」と「CFI-Y2105」。現行のPlayStation Portalのモデル番号が「CFI-Y1001」であることから、次世代PlayStation Portalシリーズに当たる可能性が指摘されている。
認証情報では、OSも手がかりの1つとなっている。2機種はいずれもAndroid 15ベースで動作すると記載されていた。PlayStation PortalもAndroidベースとされる一方、PlayStation 5は独自OSを採用している。このため、今回の2機種はPS5本体というより、ストリーミング端末に近いとの見方が強い。
PlayStation Portalは、単体でゲームを実行する携帯ゲーム機ではない。自宅のPS5やSonyのクラウドからゲームをストリーミングして遊ぶ仕組みだ。Sonyは6月、クラウドストリーミングでは端末側に大容量メモリを必要としにくい点を強調しており、メモリ価格が上昇する局面では、低コストのシンクライアント端末として優位性があると説明していた。
もっとも、今回の認証情報だけで性能向上を見込むのは難しそうだ。2機種はいずれも2.4GHz帯と5GHz帯に対応し、Wi-Fiは1×1構成と確認された一方、6GHz帯対応は確認されていない。アンテナ構成が大きく強化された形跡もなく、ストリーミング性能が大幅に改善されるかはなお不透明だ。
年初に出回ったOLEDモデルのうわさとの関係も焦点になりそうだ。ハードウェア情報のリーカーとして知られるケプラーL2は、Sonyが年内発売を目標にPlayStation Portalの「別バージョン」を準備しており、OLEDディスプレイを採用すると主張していた。今回の認証情報は、この見通しと一部で符合する内容とも受け止められる。
現行のPlayStation Portalは8インチのLCDを搭載し、2023年末に発売された。今回確認された機器が実際に後継機であれば、改良点はディスプレイの刷新にとどまるのか、それともPortalを独立したストリーミング端末のラインに広げるのかが注目点となる。
現時点でSonyは、今回の機器について公式発表していない。ただ、新たなモデル番号に加え、Android 15ベースの記載やWi-Fi認証情報が確認されたことで、次世代PlayStation Portal登場への観測は強まっている。