Tossを運営するViva Republicaは10月8日、光州銀行と共同で、ステーブルコインを活用したオフラインQR決済の技術実証(PoC)を完了したと発表した。銀行アプリを起点に、Tossアプリを介した店舗決済から結果表示まで、一連の決済フローを検証した。
今回の実証では、光州銀行のモバイルアプリとTossアプリ、Tossplace(決済端末)を連携し、光州銀行の顧客が、追加のアプリ導入や煩雑な手続きなしで、銀行アプリからオフライン店舗での決済を行えるかを確認した。
利用時は、光州銀行アプリでステーブルコイン決済を選択すると、連携済みのTossアプリが起動し、QRコードの読み取り画面が自動で立ち上がる。加盟店端末に表示されたQRコードを読み取ると決済が実行され、その結果は光州銀行アプリ上に表示される。
精算は、利用者が支払った金額を加盟店に即時送金する仕組みとした。送金完了と同時に決済と精算が確定する設計で、決済後に別途精算手続きを行う必要がないとしている。
PoCは本番環境とは分離した検証環境で実施した。仮想加盟店を用いており、実際の顧客情報や資産は使用していない。両社は、決済と精算の各プロセスが設計通りに動作するかを重点的に検証した。
両社は今回の結果を踏まえ、第2段階の実証に向けた準備を進める。決済プロセスの改善に加え、実際の加盟店を対象とした検証範囲についても協議する計画だ。
Toss関係者は「銀行アプリで始まった決済が、実店舗での支払いから結果表示まで途切れずつながることを確認した」とコメントした。その上で「決済インフラ分野での技術検証を引き続き進める」としている。