写真=Kalshi

米予測市場取引所のKalshiが、10億ドル(約1500億円)規模の資金調達に向け最終協議に入った。ロイター通信によると、調達が実現すれば評価額は約400億ドル(約6兆円)に達する見通しだ。

今回のラウンドには既存投資家に加え、Tiger GlobalやDragoneer Investment Groupなどの新規投資家も参加する見込み。既存投資家のSequoia Capitalは、Wellington Managementとともに出資を主導する方向で調整しているという。協議は数週間以内にまとまる可能性がある。

Kalshiは5月にも、評価額220億ドル(約3兆3000億円)で10億ドル(約1500億円)を調達していた。今回の資金調達は、競合するPolymarketとの差をさらに広げる狙いがあるとみられる。Dune Analyticsのデータによれば、Kalshiは過去1年間でPolymarketのシェアを切り崩してきた。

一方のPolymarketは、米国展開を進める過程で課題に直面しており、米商品先物取引委員会(CFTC)の調査も受けた。Polymarketもまた、10億ドル(約1500億円)規模の資金調達を協議している。

Kalshiは、スポーツや選挙結果を対象とする予測市場にとどまらず、幅広い資産を扱う総合取引プラットフォームへと事業領域を広げている。競合相手には、CME Groupやニューヨーク証券取引所の親会社であるIntercontinental Exchangeといった伝統的な取引所も含まれる。Kalshiは数年以内の新規株式公開(IPO)についても初期的な検討を進めている。

ただ、予測市場の拡大を巡っては懸念も強まっている。投資家は予測市場で、NvidiaやAppleなど米大型株を対象とした取引も行っている。アダム・シフ米上院議員ら一部議員は、予測市場プラットフォームにおける投資家保護や市場監督の在り方に問題を提起している。

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