コードレス掃除機の廃バッテリー回収キャンペーン「バッテリーターン」のイメージ。返却者には交換用バッテリー購入時の割引を適用する。写真=LGエレクトロニクス

LGエレクトロニクスは10月2日、コードレス掃除機の廃バッテリー回収キャンペーン「バッテリーターン」第2弾を11月30日まで実施すると発表した。全国のサービスセンターで受け付けるほか、来店が難しい利用者は公式オンラインストア「LGE.COM」から非対面で参加できる。

対象はメーカーを問わない。廃バッテリーの返却者には、「LG CordZero A9」「A9S」「A7」向けの交換用バッテリーを割引価格で提供する。

2022年のキャンペーン開始から2026年上半期までの累計回収量は約156トンで、数量ベースでは34万個を超えた。ここから回収した希少金属は13トン超に達し、累計参加者数も20万人を突破した。参加者は初年度の約1万2000人から、2025年には5万人超へと増加。2026年第1弾では約3万人が参加し、廃バッテリー約29トン(約6万4000個)を回収した。回収量は前年同期を約10トン上回った。

回収した廃バッテリーのうち再使用が難しいものは分解し、ニッケル、リチウム、コバルト、マンガンなどを抽出する。重量約450グラムの「LG CordZero A9S」用バッテリー1個から、ニッケル31.91グラム、リチウム6.06グラム、コバルト4.21グラム、マンガン2.04グラムなどを回収できるという。廃バッテリー1500個をリサイクルすれば、中型電気自動車1台分のバッテリーに必要なリチウムを確保できる計算だ。

同社は同日、過去のキャンペーンで積み立てた基金を活用し、児童福祉施設「パイントリーホーム」に「LG CordZero AI Objet Collection A9」15台を寄贈したことも明らかにした。廃バッテリーから回収・再資源化した希少金属の収益を地域社会に還元する取り組みの一環としている。

寄贈式には、LGエレクトロニクスのユン・ヒョンテ掃除機事業室長、韓国環境公団のムン・ガプセン理事、E-循環ガバナンスのイ・サンジン理事長、パイントリーホームのキム・ジュリ院長らが出席した。同社はこれまでにも、知的障害者向け居住施設やひとり親家庭向け福祉施設、総合社会福祉館などにコードレス掃除機を寄贈してきたという。

「バッテリーターン」以外でも、廃家電の回収活動を継続している。2025年には世界56カ国・91地域で計64万トンの廃電子製品を回収し、2006年からの累計回収量は565万トンに達した。国内外の事業所における2025年の廃棄物リサイクル率は97.3%で、2030年目標の95%を上回った。グローバル拠点では、廃棄物埋立ゼロ認証の取得も進めている。

LGエレクトロニクスのソン・チャンウ リビングソリューション事業部長は「顧客が手軽に参加できる資源循環の取り組みを広げ、持続可能な社会の実現に貢献していく」とコメントした。

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