フランスのPCメーカーKubbが、24金の純金筐体を採用した特注のファンレスミニPCを製作した。価格は約170万ドル、重量は約13kg。海外メディアのGigazineが28日(現地時間)に報じた。
ベースとなったのは、同社のファンレスミニPC「Kubb Fanless」だ。本体サイズは約120×120×120mmの立方体で、アルミ製筐体そのものをヒートシンクとして使い、CPUの熱を外部へ逃がす構造を採る。冷却ファンを搭載せずに動作するのが特徴だ。
今回の24金モデルは金メッキではなく、ケース自体を24金の純金で製作した特別仕様。金を好む富裕層の顧客の要望を受けて用意されたという。通常モデルの重量が約2.1kgであるのに対し、24金モデルは約13kgと、同じサイズでも6倍以上に重くなった。
価格差も大きい。Intel Core Ultra 5 225H搭載の通常モデルは1595ユーロだが、24金モデルは約170万ドルに達する。価格上昇分の大半は、大量の金を使った筐体によるものとみられる。
基本モデルでは、Intel Core Ultra 5 225H、Core Ultra X7 358H、AMD Ryzen AI 5 340などを選択できる。メモリはDDR5 16GBを標準搭載し、最大128GBまで拡張可能。ストレージは1TBのM.2 NVMe SSDを備え、2基目のM.2 SSDも追加できる。OSはWindows 11 Proで、USB4、Thunderbolt 4、HDMI 2.1のほか、複数の有線LANポートを備える。
純金製の筐体は見た目だけでなく、放熱面でも一定の利点がある。金はアルミより熱伝導率が高く、筐体による放熱効率の向上が見込めるためだ。
もっとも、放熱素材として最適解とは言い切れない。銅や銀は金より熱伝導率が高く、なかでも銅は金に比べて大幅に低コストで利用できる。