KT cloudは28日、総合エネルギー企業のSGC Energyが推進する韓国・群山のAIデータセンター事業に参画すると発表した。
同計画では、年内に60MW(メガワット)規模の第1期モジュール型データセンターに着工し、2028年1〜3月期の本格稼働を目指す。SGC Energyは今後、市場需要に応じて、総容量を最大300MWまで段階的に拡張する方針だ。
KT cloudは、設計・建設・運用を担うDBO(Design/Build/Operate)パートナーとして参画する。データセンターの設計コンサルティングに加え、主要設備工事(MEP)、試運転・運用検証(コミッショニング)、稼働後の運用まで、構築・運営全般を担当する。
共同施工を担うHyundai Engineeringは、建築、土木、設備、造園、通信工事を受け持つほか、一部の電力設備と冷却設備も担当する。KT cloudは「Modular・Skidソリューション」を導入し、液体冷却を前提としたAIデータセンターの構築を進める。
群山AIデータセンターでは、全フロアにNVIDIAの次世代AIアクセラレーター「Vera Rubin」に対応可能な液体冷却ベースの設計を採用する。高発熱・高集積化が進む次世代AIアクセラレーターを見据え、あらかじめ電力・冷却インフラを設計することで、顧客が導入するAIシステムに応じて迅速かつ柔軟にインフラを構成できるようにする。
KT cloudのキム・ボンギュン代表は「群山AIデータセンターは、急増するAIインフラ需要に対応し、顧客が必要とする時期に最適なインフラを供給するための中核プロジェクトだ」とコメントした。その上で「データセンターの構築・運用で蓄積してきた知見を基に、大規模AIデータセンターの品質と安定性を確保し、非首都圏を含む供給基盤を継続的に拡大していく」と述べた。