AppleがWWDC23で発表したVision Pro(写真:Apple)

Appleが、次期Vision Proの開発で4つの設計案を検討していることが分かった。焦点は本体の薄型・軽量化で、バッテリーに加えて演算処理を外部機器に切り出す構成も選択肢に入っている。投入時期は早ければ2028年末とみられる。

米ITメディアの9to5Macは27日(米国時間)、開発中の新型ヘッドセットのコードネームが「N224」だと報じた。昨年打ち切られた低価格・軽量モデル「Vision Air」のプロジェクト「N100」とは別案件で、現行Vision Proより薄く軽い設計を目指しているという。

N224がそのまま普及価格帯モデルとして投入されるかは定かではない。報道によると、M5チップ搭載のVision Proに続く旗艦後継機としつつ、価格引き下げも視野に入れている。開発はまだ初期段階にあり、発売時期は2028年末から2029年初めにかけてとみられている。

Appleは現在、4つの構成案を軸に開発方針を検討している。このうち1案は、Metaが最近披露したVRデバイスのように、バッテリーと演算装置を外部機器として分離する方式だ。現行Vision Proもバッテリーは外付けだが、次世代機ではプロセッサも本体から切り離し、ヘッドセット側の重量を大きく抑える案が浮上している。

一方で、社内では見解が分かれているという。演算装置を外部機器として持ち運ぶ構成に否定的な幹部もおり、可能な限りオールインワンに近い形を維持すべきだとの意見がある。

外観や素材の見直しも進んでいる。現行Vision Proの基本形状を踏襲しつつ、プラスチックやチタン、その他の金属素材を組み合わせて軽量化を図る方向だ。4つのコンセプトのうち、最終的にどの方式を採用するかは決まっていない。

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