XRPのイメージ写真=Shutterstock

XRPの長期チャート分析で、2020年から続く上昇支持構造を根拠に、20~21ドル台の長期目標が改めて意識されている。もっとも、この水準は現在値から単純に上昇率を当てはめたものではなく、0.95ドル近辺の支持帯から反発するシナリオを前提にした試算だ。

ブロックチェーンメディアのDecryptが25日(現地時間)に報じたところによると、チャート分析家のチャートナードは、XRPの長期的な支持パターンが、2017年の急騰前にみられた蓄積局面と似た値動きを示していると分析した。

焦点となっているのは、2020年の安値を起点に引いた上昇支持線だ。チャートナードは、このラインが複数の安値を結ぶ長期トレンドラインとして機能しており、次の局面では2026年末から2027年初めにかけて3回目の再試験が起こる可能性があるとみている。

足元の値動きでは、直近調整局面で形成された下降抵抗線をすでに上抜いている一方、長期モデルで重要な分水嶺となるのはさらに先の局面だという。

同氏が比較した過去のサイクルでは、形成局面を経た後、支持線の3回の再試験を挟みながら大幅上昇につながる構図が確認された。過去サイクルでは各局面後の上昇率として、1778.81%、669.43%、131.90%、6万5335.52%が示された。これに対し、今回の新たな構造では、最初の3段階後にそれぞれ1037.92%、231.48%、694.96%の上昇が記録されたという。

今回の分析で最も大きい数値は、最終局面の上昇余地として示された2075.45%だ。ただし、この数値はXRPの現在の価格水準を起点に直接算出したものではない。分析上の起点は約1.50ドルではなく、将来の支持候補とされる0.95ドル近辺に置かれている。

2075.45%の上昇は起点価格の約21.75倍に相当し、目標水準は約20.67ドルとなる。チャート上に表示された1.49708ドルから20.67ドルまででは、上昇率は約1280%となる計算だ。

このため、今回の分析は市場が直ちに20ドル台をうかがうシナリオを示すものではない。直近の上放れと、3回目の支持線再試験は別の段階に位置付けられている。長期モデルでは、3回目の再試験は現在のブレイク局面の後、より低い水準で想定されており、その地点は下降抵抗線と長期の上昇支持線が交差する近辺に設定された。

時間軸も長い。チャート上では、拡大局面は2027年から2028年まで続く想定で、2026年は本格上昇に先立つ準備期間として位置付けられている。チャートナードは、長期構造の主要要素として、6年に及ぶ上昇支持線、直近の下降抵抗線、そして想定される3回目の再試験を挙げた。

長期目標レンジは20~21ドル台とされたが、前提条件は明確だ。目標値は現在価格に単純に2075%を当てはめたものではなく、より低い支持帯から反発が始まるとの仮定に基づく。今後の焦点は、直近の抵抗線上抜けを維持できるか、その後に長期支持線との交点付近で再試験の局面が実際に形成されるかにある。

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