写真=Reve AI

TypeSafe AIは、文章ではなく確率値を返す新たなAIモデル「Jev」を発表した。OpenAI出身のディオゴ・アルメイダ氏が創業した企業で、出力をあらかじめ定義する設計によってハルシネーションを抑えられるとしている。TechCrunchが18日(現地時間)付で報じた。

JevはTransformerをベースとするモデルだが、大規模言語モデル(LLM)には分類されない。文章を生成する代わりに、同社が「calibrated decisions」と呼ぶ確率値を出力するのが特徴だ。

アルメイダ氏はOpenAIでChatGPTの開発や、人間のフィードバックに基づく強化学習(RLHF)に携わった。既存のAIは人間向けの言語生成に最適化されすぎており、自動化用途には限界があると判断し、2年前にOpenAIを離れてTypeSafe AIを創業したという。

TypeSafe AIによると、Jevは出力をユーザーが事前に定義した範囲に限定するため、ハルシネーションを起こさない設計だとしている。低コストと処理速度の面でも優位性を訴える。

料金体系では、出力トークンを無料とし、入力トークンは一般的な100万トークン単位ではなく、10億トークン単位で課金すると説明している。

需要は堅調に推移しているという。TypeSafe AIは、需要が集中したことで、一時はAPI経由の提供が難しくなる場面もあったと明らかにした。TechCrunchによれば、開発者はまずJevをソフトウェア自動化に活用する方法を試している。

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