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中国の主要AI開発企業7社のARR(年換算売上高)が、OpenAIとAnthropicの合計に比べて1割程度にとどまっていることが分かった。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が18日付で報じた。米調査会社Rhodium Groupは、3〜8月時点での7社合計ARRを107億ドル(約1兆6050億円)と推計している。

これに対し、OpenAIとAnthropicの合計ARRは1000億ドル(約15兆円)を超えた。ARRは足元の月次サブスクリプション収入を12カ月換算した指標とされる。

調査対象はDeepSeek、Moonshot AI、Z.ai、MiniMax、Alibaba Group Holding、ByteDance、Kuaishou Technologyの7社。Kuaishou Technologyは動画生成サービス「Kling AI」を手がける。

企業別では、ByteDanceが7月時点で40億ドル(約6000億円)と最大だった。Alibaba Group Holdingが8月時点で24億ドル(約3600億円)で続く。これに対し、OpenAIは8月時点で400億ドル(約6兆円)、Anthropicは7月時点で650億ドル(約9兆7500億円)に達した。

一方、中国勢ではDeepSeekとKling AIのARRがそれぞれ5億ドル(約750億円)で最も小さかった。MiniMaxは8月時点で8億ドル(約1200億円)、Moonshot AIは同10億ドル(約1500億円)。Z.aiの経営陣は17日、投資家向けにARRが18億ドル(約2700億円)に達したと説明したが、Rhodium GroupはAPI事業ベースの8月時点の数値を16億ドル(約2400億円)としている。

収益力に差があるなかでも、中国AI各社への投資熱は続いている。Moonshot AIは、企業価値約500億ドル(約7兆5000億円)を前提に資金調達を進めており、香港でIPOを非公開で申請した。

DeepSeekも、企業価値約5000億元、74億ドル(約1兆1100億円)相当で、プレIPO投資の資金調達が大詰めを迎えているという。

ただ、一部企業は売上規模に比べて企業価値が高く評価されている。Moonshot AIとDeepSeekの企業価値のARR倍率は、それぞれ50倍、163倍と推定された。OpenAIは34倍、Anthropicは21倍だった。

中国AI業界は、最先端モデルの開発競争に巨額の資金を投じる一方、AIモデルを持続可能な事業へ転換する課題も抱える。Z.aiの上期売上高は前年同期比400%増の9億5390万元、MiniMaxは283%増の1億1660万ドル(約175億円)だった。

もっとも、Macquarie Groupでアジアのインターネット・ソフトウエア分野のリサーチ責任者を務めるエリー・ジャン氏は、Z.aiとMiniMaxについて、計算資源への投資負担が重く、2030年まで赤字が続く可能性があると指摘した。

中国各社は、米国勢との性能差を急速に縮める一方で、価格競争に加え、オープンソースやオープンウェイト戦略を強めている。ただ、オープンウェイトは収益化の逆風にもなり得る。第三者のクラウド事業者が、開発元に対価を支払わずにモデルを配布・販売できるためだ。

Moonshot AIとAlibaba Group Holdingは、主要ユーザーとの売上分配契約の拡大を進めている。

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