米国債(写真=Shutterstock)

Bloomberg Intelligenceのチーフ・マクロ・ストラテジスト、マイク・マクグローン氏は、利回り5%前後の米国債がビットコインや金よりも有力な投資先になり得るとの見方を示した。ブロックチェーン関連メディアのU.Todayが18日(現地時間)に報じた。

マクグローン氏は、足元のマクロ環境について、リスク資産相場が終盤局面にあると指摘した。利回り5%前後の米国債を確保できる環境では、ビットコインや金を保有する魅力は相対的に薄れるとみている。

背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)が2026年9月16日に政策金利を25bp引き上げ、3.75~4.00%としたことがある。同じ時期には米10年債利回りが心理的節目とされる5%に接近し、世界市場ではエネルギー価格の上昇圧力も強まっていた。

マクグローン氏は、利息を生まない金は、実質利回りのある国債に比べて見劣りしやすいとみる。ビットコインについては、流動性が細る局面では価値保存手段というより高リスク資産として扱われやすいと評価した。株式市場の下落に備えて資本保全を優先する投資家が、暗号資産で利益を確定し、安全資産へ資金を移す可能性があるという。

Bloomberg Intelligenceは、ブルームバーグ商品スポット指数と長期債の比率が、1990年以降で見ても極端な水準に達しているとみている。過去には、こうしたピークが深刻な景気後退や金利低下に先行して現れたとしている。

一方、今回はFRBが緩和に転じず、金融引き締めを続けている点がこれまでと異なる。マクグローン氏は、こうした流れが世界経済や株式市場への下押し圧力を強め、引き締めサイクルの最終局面で大規模な資金が米国債へ向かう可能性があると予想した。

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