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ビットコインは7万6500ドル前後を維持しているが、オンチェーン需要と資金流入には鈍化の兆しが出ている。実現時価総額は28日ぶりに減少へ転じ、ビットコイン現物ETFも2日連続の純流出となった。市場では、7万6700ドルを回復できるかどうかに加え、次の下値めどとして7万1300ドル近辺が意識されている。

17日付のCryptoSlateによると、ビットコインの実現時価総額は28日ぶりに日次ベースで減少へ転じた。ビットコイン現物上場投資信託(ETF)も2日連続で純流出となり、需要の勢いがやや弱まっていることを示した。

ビットコイン価格は7万6458ドル前後で推移した。Glassnodeが示す「True Market Mean」の7万6700ドルをやや下回る水準で、オンチェーン上の平均取得コストに近い価格帯にある。この水準は足元で下落を抑える役割を果たしているが、需要指標の改善は確認されておらず、反発局面入りを判断するにはなお早いとの見方が出ている。

Glassnodeは、実現時価総額が15日に減少へ転じたと指摘した。実現時価総額は、各コインが最後に移動した時点の価格を基準に、ネットワーク全体の取得原価を推計する指標だ。もっとも、この低下は同額の資金がブロックチェーン外に流出したことをそのまま意味するわけではない。あくまで指標上、コインの価値がより低い価格で再評価されたことを示す。

機関投資家マネーの動きも弱かった。Farside Investorsによると、ビットコイン現物ETFでは15日に4億5040万ドルの純流出を記録した。16日も2億9590万ドルの純流出となった。

ただ、純流出の数字だけで、どの投資家が売買したかを特定することはできない。ETFの取引が価格変動の直接要因だったと断定するのも難しい。設定・償還は現金または現物で処理されるため、この数値が直ちにネットワーク外への資金流出を意味するわけでもない。

市場の関心は、次の下値めどに移りつつある。Glassnodeは、次の主要な取得コスト帯として約7万1300ドルを挙げた。これは短期保有者の平均取得単価に相当するという。さらに下では、6万2000~6万5000ドルをより強いオンチェーンサポートの水準とみているが、「確実な底値」を示すものではなく、あくまで参考水準との位置付けだ。

反発の条件も比較的明確だ。Glassnodeは、ビットコインが7万6700ドルを上回って日足終値を2日連続で回復し、同時に実現時価総額も再び増加に転じれば、従来のレンジを取り戻したと判断できるとしている。逆に、この基準を下回る終値が再び確認されれば、同社の枠組みでは下放れが確認され、市場の焦点は7万1300ドルへ移る可能性がある。

ビットコインの方向感はなお定まっていない。価格は主要水準近辺を維持している一方、実現時価総額の減少と現物ETFの純流出という直近2つの需要指標は弱さを示している。市場では今後、7万6700ドルを回復できるかに加え、オンチェーン需要が持ち直すかどうかが注目点となる。

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