LINE Gamesは9月18日、開発中のPC向け協力型コメディホラー「Quiet」の初のグローバルテストで、148カ国から35万人超の応募があったと発表した。Steamで約1カ月にわたって実施したプレイテストでは、実際にゲームをダウンロードして遊んだユーザーも27万人を超えた。
テスト期間中は、ユーザー発の関連コンテンツも広がった。YouTubeやTwitchなど主要動画プラットフォームには「Quiet」関連の動画が約1200件投稿され、テスト参加者向けアンケートには820件超の意見が寄せられた。
「Quiet」は、地球に不時着したアヒルの宇宙人を題材にした協力ゲーム。プレーヤーはそれぞれアヒルとなり、仲間と家の中を探索しながら脱出に必要な材料を集め、敵キャラクターの「おばあさん」に見つからないよう行動する。
作品の特徴は、コメディ演出とホラー要素を組み合わせた点にある。アヒルならではの動きやプレーヤーのミスが思わぬ事態を生み、時間の経過とともに「おばあさん」の警戒も強まり、難度が上がる仕組みだ。
1プレー当たりの時間は10〜15分程度。複数のプレーヤーが一緒に脱出計画を立てて行動する中で、さまざまな突発状況が繰り返し起こるよう設計したという。
ほかのプレーヤーの行動を妨げる、いわゆる「トロール」の場面では、アヒルの蹴りで相手を押しのけるといったコメディ調のインタラクションも盛り込んだ。
LINE Gamesは、こうした協力プレーの構造が、遊ぶ面白さだけでなく配信映えにもつながるとみている。個人の熟練だけでは展開を読み切りにくく、参加者の選択次第で毎回異なる状況が生まれるためだとしている。
同社は2026年から、PC・コンソール向けタイトルの比重を高めている。自社開発の「Ember and Blade」に続き、「Quiet」でもグローバル市場で初期反応を見極めながら、自社開発ラインアップの拡充を進める考えだ。
今回のテストで得たユーザーの意見を踏まえ、今後はコンテンツとシステムの完成度を高めながら発売準備を進める方針。自社開発体制の強みを生かし、フィードバックの反映と意思決定のスピードも高めるとしている。
「Quiet」は2027年1〜3月期の発売を目標に開発中だ。
LINE Gamesは「Quiet」について、4月の初公開直後からXで独特のビジュアルとコメディ・ホラーを融合したゲーム性が注目を集めてきたと説明。そのうえで、寄せられたユーザーフィードバックを綿密に分析し、完成度の向上に注力する考えを示した。