暗号資産取引所Bitrueは8周年に合わせ、Cardano(ADA)支援の実績を改めてアピールした。上場やADA建て取引、技術面での連携などを挙げて長期的な関係を強調した一方、実際の取引量や準備金の構成ではXRPの比重が大きい。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが17日(現地時間)に報じたところによると、Bitrueは周年記念の投稿で、Cardanoを創業初期から歩みを共にしてきたプロジェクトと位置付けた。
BitrueはXRPエコシステムとの結び付きが強い取引所として知られるが、今回の8周年メッセージではCardanoとの長年の関係も前面に押し出した。2018年のサービス開始時からADAを上場していたほか、Cardanoネイティブトークン(CNT)にも早期から対応したと説明。同社は、CNTを最初に上場した暗号資産取引所だと主張している。
また、ADA建て取引を導入し、他のデジタル資産をADAと直接売買できるようにした点にも触れた。Cardano Summitにも複数年にわたって参加しており、取引以外でもエコシステムとの関与を広げてきたとしている。
技術面では、Cardano連携向けのGoライブラリを開発した最初の中央集権型取引所だと説明した。あわせて、Cardanoエコシステムの分散化強化を目的とした草の根の取り組みも支援してきたとした。
Bitrueはこうした実績を踏まえ、Cardano支援を取引インフラ、エコシステム参加、分散化への取り組み、技術開発へと広げてきたと強調した。その上で、「8年間にわたりCardanoとともにエコシステムを築いてきた。今後もやるべきことは残っている」とし、支援を継続する姿勢を示した。
もっとも、実際の取引や保有資産の構成を見ると、ADAの存在感は限定的だ。Bitrueの24時間取引量は4億4682万ドル超だったのに対し、ADAの取引量は97万7221ドルにとどまった。ADA全体の1日当たり取引量が4億2920万ドル規模であることを踏まえると、BitrueにおけるADA取引の規模は大きいとは言いにくい。
準備金の内訳でも同様の傾向が見られる。Bitrueが公表したデジタル資産準備金は1億8158万ドルで、このうちADAは298万ドルと全体の1.67%にとどまった。一方、XRPは準備金の88.55%を占めた。
8周年に合わせてBitrueはCardanoとの関係を積極的に打ち出したが、取引所の運営実態を示す取引量と準備金の両面では、依然としてXRP中心の構図が鮮明となっている。