XRP(写真=Shutterstock)

XRPは15日の急落後、1.33ドルを割り込み、この水準が短期的な上値抵抗に転じた。足元では1.2950ドルを維持できるかに加え、日足終値ベースで1.33ドルを回復できるかが焦点となっている。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が17日に報じたところによると、XRPはClarity法の採決不成立を受け、15日に1日で9%下落した。一目均衡表の雲も下抜け、テクニカル面では地合いの悪化が意識されている。

現在のXRPは1.28ドル前後で推移しており、フィボナッチ・リトレースメントの0.5水準に当たる1.2950ドルをわずかに下回る水準にある。市場ではまず1.2950ドルを守れるか、その後に1.33ドルを回復できるかが目先の注目点となっている。

一目均衡表でも上値の重さが確認される。XRPは転換線と基準線をともに下回って推移しており、先行スパンAは1.3850ドル、先行スパンBは1.3426ドルに位置する。雲が現値より上にあることから、テクニカル的には弱気シグナルが強まっている。

転換線は1.3701ドル、基準線は1.3999ドルにある。これらを下回っていることは、短期・中期の主要水準をそろって割り込んだことを意味する。

一方で、中長期のトレンドが完全に崩れたとまでは言い切れないとの見方もある。今後は雲の厚みが薄くなり、その後にねじれが発生する可能性があり、反発に転じれば長期トレンドが変化する余地も残るという。

そのためには、まず先行スパンBに当たる1.3426ドルを回復し、再び雲の中に戻ることが必要になる。

上値の抵抗帯は比較的明確だ。1.33ドルの上には1.3426ドル、1.3802ドル、1.3850ドル、1.3999ドルが集中する。1.3802ドルはフィボナッチ・リトレースメントの0.618水準で、1.38~1.40ドルが強い上値抵抗帯として意識される。

さらに上には1.4900ドルの水平抵抗線も控える。ただ、その前に足元の抵抗帯を順に上抜けていく必要がある。

下値では、1.2950ドルを維持できるかが当面の焦点だ。日足終値が1.2950ドルを下回れば、次の主要なフィボナッチ水準である1.1815ドルが下値支持として意識される可能性がある。

下落が続けば、0.236水準の1.1230ドルも視野に入る。現状のテクニカル構造を維持するには、買い手が1.2950ドル近辺を防衛できるかが重要になる。

方向性指数(DMI)は強弱が入り交じる内容となった。平均方向性指数(ADX)は35.28で、一般にトレンド発生の目安とされる25を上回っている。相場に一定の方向感が出ていることを示す水準だ。

一方、上昇圧力を示す+DIは25.41、下落圧力を示す-DIは17.18だった。15日の急落後には-DIが急上昇したが、現時点では+DIがなお高い水準を維持している。

今回の調整により、8月の安値0.9887ドルから1.6962ドルまで続いた上昇局面で形成されたテクニカル構造は弱まった。8月の上昇過程でXRPは長期のもみ合いを上抜け、その後は1.33ドルが調整局面の重要な支持線として機能していた。

ただ、15日の急落で数週間続いたボックス圏は崩れ、市場の関心は再び1.33ドルを回復できるかどうかに集まっている。

当面のシナリオは比較的明確だ。XRPが1.2950ドルを守って下げ止まるのか、それとも同水準を割り込み、1.1815ドルを再び試す展開となるのかが第一の分岐点となる。

仮に反発したとしても、日足終値ベースで1.33ドルを回復できなければ、上値の重い展開が続く公算が大きい。

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