BlackRockが、イーサリアム現物ETFを通じた買い増しを続けている。直近20日間で取得したETHは約15億7000万ドル(約2355億円)相当に上り、17日時点の保有量は約356万ETH、評価額は約86億9000万ドル(約1兆3035億円)となった。
暗号資産メディアのU.Todayが17日に報じた。オンチェーン分析企業Arkham Intelligenceの集計によると、今回の買い付けの中心は「iShares Ethereum Trust ETF(ETHA)」だった。
ETHAには複数日にわたり資金が流入し、BlackRockは同商品を通じて約12億7000万ドル相当のイーサリアムを買い増した。
一方、「iShares Staking Ethereum Trust ETF(ETHB)」への流入額は同期間に約2億9650万ドル(約445億円)だった。ETHAとETHBを合わせた買い付け額は約15億7000万ドルとなる。
特にETHBは、直近20日間で純流出が一度も確認されなかった。イーサリアム価格が変動する局面でも、ETF経由の投資資金は流入基調を維持した格好だ。
この結果、BlackRockのイーサリアム保有量は17日時点で約356万ETHに拡大した。ETFへの資金流入が、そのまま現物の買い付け増加につながっている。
短期売買ではなく、ETFへの継続的な資金流入を背景に保有残高が積み上がっている点も市場の関心を集めている。足元では、イーサリアムへのエクスポージャー需要が引き続き底堅いことを示した形だ。
今後の焦点は、ETHAとETHBへの資金流入がこのまま続くかどうかにある。とりわけETHBは20日間にわたり流出なしを維持しており、BlackRockの保有拡大がさらに進むかは、今後のETF資金フローが左右しそうだ。