モスクワ取引所(写真=Shutterstock)

ロシアのモスクワ取引所(MOEX)は、XRPを含む暗号資産デリバティブの品ぞろえを拡充する。22日から、XRP、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、トロン(TRX)の各指数に連動する新たな先物商品の取引を始める。

暗号資産メディア「The Crypto Basic」などが17日(現地時間)に伝えた。新商品は指数連動型の先物で、XRP連動商品の取引コードは「XRPUSDF」、基準指数は「MOEXXRP」とする。

商品設計は、1日物の先物を日次で決済し、自動的に更新する仕組みだ。現物受け渡しは伴わず、投資家がXRPなどの暗号資産そのものを受け取ることはない。契約価値は米ドル建てで表示する一方、実際の決済はロシアルーブルで行う。

このため投資家は、原資産を直接保有することなく、各指数の値動きに投資する形となる。MOEXは、こうした商品を通じて規制下で暗号資産関連のエクスポージャーを提供する一方、取引対象は適格投資家に限るとしている。一般個人向けの商品ではないことも明確にした。

今回の追加は、MOEXが2025年夏に暗号資産連動先物を初めて導入して以降の拡充策に当たる。取引所によると、これまでに暗号資産関連先物へ参加した適格投資家は7万2000人超、累計売買代金は6000億ルーブルを上回った。従来はビットコインとイーサリアムが中心だったが、今回はXRP、ソラナ、トロンまで対象を広げる。需要の強さを踏まえた対応とみられる。

XRPにとっては、規制下のデリバティブ市場で新たな取引機会が加わる形だ。ただし、今回の商品は現金決済型であり、現物市場での直接購入と同義ではない。先物取引の増加が、そのままXRP現物の買い需要に直結するとは限らない。

MOEXの動きは、暗号資産への投資手段を指数ベースで多様化する流れに沿うものといえる。取引開始後は、実際の出来高や建玉、投資家の参加状況が注目点となりそうだ。

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