Bitcoin Magazineが17日(現地時間)に伝えたところによると、投資家のリック・エデルマン氏は、現在のビットコイン投資について「1999年にAmazon株に投資するようなものだ」と述べ、2030年までに50万ドルに達する可能性があるとの見方を示した。
同氏は、ビットコインの長期的な普及はAmazonと似た道筋をたどる可能性があると指摘した。1999年当時はAmazonに投資すべきかどうかを巡って市場で議論が分かれていたが、現在では広く保有される存在になったとし、ビットコインも同様の流れをたどるとの認識を示した。
価格見通しの根拠として挙げたのは、投資家の資産配分の拡大だ。世界の投資家が資産の1%をビットコインに振り向ければ、価格は50万ドルに達し得るとし、「構造は非常に単純だ」と述べた。
さらに、こうした見通しを妨げる要因は見当たらないとしたうえで、実際の価格は50万ドルを上回り、到達時期も2030年より早まる可能性があると語った。
足元の市場でもビットコインへの関心は高い。直近24時間では1%上昇し、7万6522ドルに接近した。8月には数カ月にわたって6万5000ドルを下回る場面が続いた後、大きく上昇したものの、2025年10月に付けた12万6080ドルにはなお届いていない。
エデルマン氏は以前からビットコイン支持を公言してきた人物としても知られる。2013年と2014年に金融サービス業界へビットコインに注目すべきだと訴えた際には強い反発を受け、複数の場でやじを浴びたと振り返った。
その一方で現在は、既存の金融機関の多くがビットコインを少なくとも「存続する資産」として認めているとも述べた。
今回の発言は、単なる長期の価格予測にとどまらず、伝統的な金融業界の認識変化も映し出している。周辺的な資産とみなされてきたビットコインが、ポートフォリオへの組み入れを議論する段階に移っているという見方だ。
同氏は短期的な値動きよりも、資産配分比率の拡大こそが今後の価格を左右する重要な要素になると位置付けた。焦点は、実際にどこまで資金配分が広がるかにあるとしている。
もっとも、この見通しは世界の投資家資産の一定比率がビットコインに移ることを前提としている。市場が持ち直し基調を維持するなかでも、予想の実現には長期保有の需要や制度圏マネーの流入がどこまで続くかが引き続き注目点となる。