画像=Naver広告主センター。ショッピングコレクションの表示件数最適化テストのイメージ

Naverは、ショッピング検索の表示を固定型から動的最適化型へ段階的に切り替えている。商品や広告の表示位置・件数をリアルタイムで調整する仕組みを導入したのに続き、検索結果に表示する商品数そのものを検索語ごとの反応に応じて変えるテストも始めた。

Naver広告主センターによると、同社は9月17日から24日まで、モバイル統合検索の一部トラフィックを対象に、ショッピングコレクションの総表示件数を最適化するテストを実施する。

今回のテストでは、ショッピングコレクションに表示される総商品数、いわゆる「コレクション長」が、検索語ごとのユーザー反応に応じて変動する可能性がある。これまで商品と広告の表示位置や件数を調整してきたが、今後は1画面で見せる商品数自体も最適化の対象に広げる。

◆商品配置から表示件数まで段階的に改編

Naverのショッピング検索改編は、先月から段階的に進められてきた。

まず8月13日からは、モバイル統合検索のショッピング関連クエリを対象に、ショッピング検索広告とADVoost Shoppingの表示構成をリアルタイムで最適化する方式を適用した。広告、一般商品、スーパー積立商品の表示位置と件数を固定せず、検索語ごとのユーザー反応などを反映して調整する仕組みだ。

Naverは、先行テストで広告効率の改善効果が確認されたと説明している。

続いて9月3日からは、モバイル統合検索の一部クエリで、従来は別々に表示していた「価格比較」と「Naver Plus Store」を1つのショッピングコレクションに統合した。関連商品のレコメンド領域に加え、ブランドストアや高評価レビュー商品を表示する新たな広告領域も導入した。

9月8日には、商品カードへのカラーチップ追加、レビュー数・購入数・お気に入り数のUI見直し、価格表示方式の変更など、トレンドビューのUI改善内容も追加で案内した。

さらに9月10日からは、こうした動的表示方式をPC統合検索とNaver Shoppingのモバイル版・PC版にも拡大した。これらの領域でも、広告、一般商品、スーパー積立商品の表示位置や件数が、ユーザー反応などに応じて変わる可能性がある。

そして9月17日からは、ショッピングコレクション自体の表示件数も、検索語ごとの反応に応じて変えるテストに着手した。

◆狙いは検索から購買までの導線強化

Naverがショッピング検索の構造を段階的に見直している背景には、検索から始まる商品探索を実際の購入につなげる狙いがあるとみられる。

「価格比較」と「Naver Plus Store」の統合に加え、ユーザー反応に応じて商品や広告の表示を最適化することで、ユーザーは求める商品をより早く見つけやすくなる。あわせて、Naver内で探索から購入へ進む可能性も高められる。

同様の方向性は、AIショッピングエージェントにも表れている。Naverは9月17日、AIショッピングエージェントについて、注文締め切り時間や実際の到着予定日といったリアルタイムの配送情報も反映して商品を推薦するよう機能を高度化したと発表した。9月時点では、対話数が正式リリース後の6月比で約60%増、取引額は82%増加したとしている。

広告面でも狙いは共通する。Naverが先行テストで広告効率の改善を確認したとしていることから、ユーザー反応の高い商品や広告配置をリアルタイムで見極める仕組みは、検索満足度と広告成果の両立を目指す取り組みといえる。

ショッピング検索の改編とAIショッピングエージェントの高度化は、単純に露出を増やすのではなく、商品探索にかかる時間を短縮し、購入への接続を強める方向を示している。

もっとも、現時点でのショッピング検索の基準は、個人ごとのパーソナライズ推薦というより、検索語ごとのユーザー反応を反映した表示最適化に近い。

業界関係者は「ショッピング検索では、商品を多く見せること自体よりも、ユーザーが求める条件の商品をどれだけ早く見つけ、購入につなげられるかが重要だ。Naverが検索と推薦の構造を同時に見直しているのも、探索時間を減らし、購買転換を高める流れとみられる」と話した。

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