Animorphは9月7日、生成AI検索最適化(GEO)向けAPI「querying.ai」を公開したと発表した。AI検索で実際に表示される回答内容や引用元を収集し、企業のブランド表示状況の把握に活用できるようにする。
AnimorphはGEOプラットフォームを手掛ける企業。querying.aiは、ユーザーが実際に目にするAI検索の表示結果から、回答内容と出典情報をそのまま取得して提供するサービスだ。
特徴は、開発者向けのモデルAPIではなく、ブラウザを直接起動して画面上に表示された結果を取得する点にある。同社によると、同じ質問でもモデルAPIの応答と実際の表示内容が異なる場合があり、ブランドの露出状況を正確に確認するには、画面ベースのデータが必要になるという。
企業は質問(プロンプト)、対象のAIサービス、国を指定してリクエストを送ることで、回答本文に加え、回答生成の過程で実行したウェブ検索クエリ(サーチクエリ・ファンアウト)、回答内で引用された出典、画面上に表示された商品カタログ情報などを構造化データとして受け取れる。
1回の呼び出しで最大500件までまとめて送信でき、結果はWebhook(自動通知)または照会方式で受け取る。ブラウザ自動化やリージョン・IP管理などの収集インフラはAnimorphが担うため、企業側はAPIキー1つで連携できるとしている。
対応サービスは、ChatGPT、Google Gemini、Perplexityなどの生成AIに加え、Google AI Overview、AIモード、Naver AIブリーフィング、AIタブなど。APIを提供していないサービスにも同じ方式で対応し、いずれも共通のリクエスト・レスポンス形式で利用できるという。
ソン・ジュニョク代表は「企業に必要なのはAIモデルが生成する回答そのものではなく、利用者が画面で目にする検索結果だ」と説明した。さらに「AIがブランドや製品をどう説明し、どう推薦するかが新たな管理指標になりつつある。データを継続的に比較できるインフラが必要だ。企業がデータ収集にリソースを割くのではなく、解釈と戦略に集中できるようにするのがquerying.aiの役割だ」と述べた。