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Apple初の折りたたみiPhoneを巡り、「iPhone Ultra」として投入されるとの見方が出ている。一方で、最上位モデルとみられながら、薄型化を優先するため、Face IDや望遠カメラ、Actionボタン、MagSafe、物理SIMカードスロットなどを搭載しない可能性も浮上している。

TechRadarが現地時間6日に報じたところによると、Appleは初の折りたたみiPhoneの薄型化に向け、従来のiPhoneで採用してきた一部の部品や機能の見直しを進めている可能性がある。実際に「iPhone Ultra」の名称で投入される場合、価格は高額になると見込まれる一方、機能構成は既存のPro/Pro Maxモデルとは異なる方向になる可能性がある。

最も大きな変更点として注目されるのが、生体認証の方式だ。折りたたみiPhoneではFace IDの代わりに、電源ボタン一体型のTouch IDを採用する案が取り沙汰されている。

Face IDに必要なTrueDepthカメラシステムは複数のセンサーや部品で構成されるため、薄型の折りたたみ端末には収めにくい可能性があるためだ。近年の高価格帯iPhoneではFace IDが標準だっただけに、折りたたみモデルでTouch IDが復活すれば、使い勝手にも変化が及びそうだ。

カメラ構成も、既存の最上位iPhoneより簡素になる可能性がある。背面カメラは広角と超広角に絞り、望遠カメラを省くとの観測が出ている。AppleはiPhone 17とiPhone Airでは望遠カメラを搭載しない一方、iPhone 17 ProとiPhone 17 Pro Maxでは望遠を維持している。このため、折りたたみiPhoneで望遠が省かれれば、「Ultra」という名称と実際のカメラ仕様にずれが生じるとの見方もある。

物理ボタンの構成が変わる可能性もある。流出したダミー機にはActionボタンが見当たらず、従来の消音スイッチも確認されなかったという。ActionボタンはiPhone 15 Proシリーズで初めて搭載された後、対象機種が広がってきたが、折りたたみiPhoneでは薄型化のため関連部品ごと省かれる可能性がある。ダミー機どおりの仕様で製品化されれば、Actionボタンと消音スイッチのいずれも備えない初のiPhoneとなる可能性がある。

MagSafeの搭載有無については見方が分かれている。一部のダミー機ではMagSafeの磁気リングが確認できず、ワイヤレス充電やアクセサリー接続に対応しない可能性が指摘された。一方、Apple製品の予測で知られるマーク・ガーマン氏はTom's Guideのインタビューで、自身が把握している情報では、折りたたみiPhoneにMagSafeが搭載される方向だと述べている。

ガーマン氏は、より薄型のiPhone AirでもMagSafeを搭載できたことを踏まえれば、折りたたみiPhoneだけで同機能を外す理由は大きくないとの見方を示した。MagSafeを巡っては、発売直前まで情報が錯綜する可能性がある。

物理SIMカードスロットは、非搭載となる可能性が比較的高い機能の1つとみられている。Appleはすでに米国など一部地域で、iPhoneから物理SIMカードスロットを廃止し、eSIMのみをサポートしている。

折りたたみiPhoneでは、この方針を全地域に広げ、国や地域を問わずeSIM専用モデルとして投入する可能性があるという。米国の消費者にとっては受け入れやすい変化でも、物理SIMの利用が一般的な地域では、従来のiPhoneとの違いを大きく感じる可能性がある。

総じて、Apple初の折りたたみiPhoneは、最高級モデルのイメージとはやや異なり、従来機能を盛り込む方向よりも、薄さと携帯性を優先した製品になる可能性が高い。

特にFace IDや望遠カメラといった高価格帯iPhoneを象徴する機能が省かれれば、価格と仕様のバランスを巡る議論は避けられない。ただ、折りたたみ端末としての薄さや携帯性を大きく改善できるのであれば、一部機能の見直しを受け入れる声も出そうだ。

実際に「Ultra」の名称で発売されるのかに加え、どの機能を残し、どの機能を見送るのかが、正式発表までの焦点となりそうだ。

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