YounglimwonSoftLabは9月7日、AI活用を体系的に進める専任組織を新設したと発表した。社内で蓄積したAI活用の知見をERP製品の高度化を図る狙いで、戦略立案から技術開発、社内業務への実装、製品強化までを一体で推進する。
同組織は、AI活用戦略の策定から技術の開発・運用、社内業務への適用、顧客向けサービスへの展開までを一貫して担う。AI技術の開発力とERP業務に関する知見を組み合わせ、社内業務の変革と製品機能の強化を同時に進める方針だ。
同社は8月から、ERP製品のAI機能を拡充している。文書や画像内の情報をERPに自動入力する「AI自動入力」のほか、ERPデータを要約する「ビジネスブリーフィング」、定型的な反復作業を自動処理する「業務自動化」、データ分析を通じて要点を示す「AIシート分析」「ビジネスインサイト」などを提供している。
AIチャットボット「K-BOT」は、ERPデータの検索、レポートの自動生成、ファイルに基づくQ&A、ERP活用に関するナレッジ検索を支援する機能として展開している。
AI機能の継続的な高度化に向け、社員向けにはAI活用教育と実証を進め、実務に適用できるユースケースの発掘にも取り組む。事前教育や実証で集まった意見を踏まえて活用環境を継続的に改善し、事業部の開発担当者など実務部門向けの教育も拡大する方針だ。
現場主導のAIイノベーション・ワークショップも実施している。8月26日には関連プロジェクトのワークショップを開き、システムと業務フローを点検するとともに、AIを活用した業務自動化の進め方や実務適用の経験、改善課題を共有した。
クォン・ヨンボム代表は「AI革新では、新しいツールを導入すること以上に、社員一人ひとりが自らの業務で解決すべき課題を見つけ、実際の活用経験を蓄積していくプロセスが重要だ」とコメントした。その上で「反復的で時間のかかる業務からAIの適用を進め、成果を積み重ねながら、現場で見いだした事例を製品や顧客サービスの改善につなげる仕組みを強化していく」と述べた。